2024-05-05 Sun
真照寺山内 宝篋印塔(ほうきょういんとう)
宝篋印塔は「一切如来心秘密全身舎利宝篋印陀羅尼経(いっさいにょらいしんひみつぜんしんしゃりほうきょういんだらにきょう)」という長い名前のお経ですが、略して「宝篋印陀羅尼経(ほうきょういんだらにきょう)」といい、このお経を根拠とした塔で、内部にこのお経を納めることを目的としています。
宝篋印陀羅尼は罪障消滅・寿命長養の功徳がある、とされる陀羅尼です。
このお経を、仏像内や卒塔婆に納めれば、天災を免れたり、あの世で苦しんでいる先祖を極楽に導く事ができたり、この世で苦しんでいる人々、貧しい人々を救う事ができるなど、八つの功徳があるといわれていました。
三春藩主祈願所真照寺本堂の前庭に立つ宝篋印塔は、総高2メートル50位。
典型的な関東様式で、隅飾突起がほぼ垂直に立っています。
梵字の周りには円を刻みますが、これは月輪(がちりん)と言い、仏の知徳が欠けることなく円満であるということを示しています。
経曰若有末世四輩。
弟子善男善女為無。
上道盡力造塔。
安置神咒所得。
功徳説不可盡乃。
至或見塔形或聞鐸聲或。
聞其名或富或。
其影罪障悉滅所。
来如意現世。
安穏後生極楽
「この陀羅尼を書写し読誦するか、この陀羅尼を納めた宝篋印塔を礼拝すれば、罪障を滅し、三途の苦を免れ、寿命長遠なることを得る。」
廻施法界為
廻向大菩提
享保壬寅仲冬日
願主日乗山現住
権僧都法印宥誉
江戸後期の享保の年号と、願主である真照寺を示す日乗山住職の権僧都法印宥誉大和尚の法名が刻まれています。
享保7年に権僧都法印の僧位、眞照寺住職宥誉大和尚の建立と考えられています。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:35 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺 |
2024-04-27 Sat
2024 ”三春城下 春の終焉”
真照寺参道階段の桜花の洛花掃除~
桜の花吹雪、そして、花びらの絨毯をを十分に堪能させていただきましたので、「日常山、桜の花も散れば見苦し・・・」の前に掃き掃除。
雑草を摘みながら、アミガサダケを愛でながら・・・・
楽しいひとときです。
これから三春城下は、初夏を迎えます!
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:07 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::祈願所の四季 |
2024-04-15 Mon
4月11日~ 真照寺山内に”アミガサダケ”が顔を出していました。
今年も、昨年同様でいつもより少し早いお目見えです。
しかも、山門横にそびえる大銀杏の足元にひっそりと顔をのぞかせていました。
毎日、朝夕と散歩がてらに真照寺に参っていますが、この時期になると山門下の階段に雑草が生えてきます。
大銀杏の根元に見たことのあるグロテスク頭が顔をのぞかせていました~
「アミガサダケ見っけ!」ってなもんです。
よくよく見ると、あるはあるは~
今まで見たことのない数のアミガサダケが顔をのぞかせています。
群生というんでしょうか、これは驚きです。
春に生えるキノコの仲間で、桜や銀杏の木の下に自生するみたいです。
以前、知り合いのシェフにも、この画像を見せながら、聞いたところ、間違いなくアミガサダケで、日本ではあまりなじみが無いキノコですが、ヨーロッパでは”モリーユ(モレル・Morel)”と呼ばれる人気のキノコだそうで、輸入の乾燥したアミガサダケが主流だそうですが、生だと100グラム1~2万円が相場だと聞きました。
では、真照寺に生えているアミガサダケを・・・・
それでは、さっそく摘んできて家でクリームソースにあえてパスタでも・・・・無理!です。
私は元来、野生の食材が苦手なもので、見た目で「無・無理!」です。
綺麗な花・・・・ではありませんが、そっと遠くから見つめているだけで充分です。
毎日、見守りに行きます。
尚、除草剤を散布してありますので残念ながら食するのは危険です!
悪しからず・・・・
桜花花見で楽しませてもらった山内の「蒼龍櫻」も散り始めています。
日本人の美学ともいうべき、刹那さに美しさが凝縮されているようです。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:24 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::祈願所の四季 |
2024-04-12 Fri
成田山新勝寺山内 お食事処「い津美や」山の女将さんと娘さんにご来店いただきました。
成田土産までいただきまして、ありがとうございます。
以前より、成田山山内に行くたびに「三春の滝桜が見てみたい~」とは伺っていましたが、娘さんを伴ってのサプライズでのご来店でした!
嫁に来てから60年も商売をしているという女将。
息子さんが私と同年代で、女将さんのおじいさん(明治25年生まれでしたか)のお名前が「龍吉」という名前だそうで、同じ名前ということで、これも御縁だろうと、真照寺「成田山講中」で数年前にお邪魔してからご縁が続いています。
当店女将からも「こんな美人な御かみさんが居るんだもの、成田山詣でに行く訳だ~」と・・・
滝桜に行く前に三春藩主祈願寺「真照寺」をご案内して水芭蕉や蒼龍はじめとする紅枝垂れ桜や山門櫻などを楽しんでいただきました。
祖父の頃よりお世話になっています、真照寺の成田山講中。
当三春昭進堂髙橋は檀家ではありませんが、門前で商いをさせていただいているという関係から、二代目もこの成田山講中には毎年参加していたようですので、祖父の代から私へと三世代にわたってお世話になっています。
祖父の代には道路事情も今のように高速道路が整備されてはおらず、三春発・成田山新勝寺門前若松屋に宿泊して、翌朝、一番護摩祈祷を受けてから三春へ帰還というバス旅だったそうです。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:08 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::成田山講中 |
2024-03-22 Fri
三春藩主祈願寺 真照寺参道石段掃除 心の掃除です。
時間を見ては真照寺さまの参道石段を掃除しています。
彼岸の入りの夕刻、天気が崩れる前にと掃除をさせていただきました。
和菓子屋の繁忙期、「春のお彼岸」の入りです。
数日前から準備をしてのこの日を迎えています。
忙しさの中で時間をつくって心の掃除です。
ありがとうございます。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:44 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺 |
2024-02-28 Wed
KFB福島放送 ふるさとシェア 三春 2月27日(火)放送分
三春城下に“春の訪れ”を告げるイベント 三春藩主祈願寺「真照寺節分会豆まき」
春の足音が聞こえる三春町です。
滝桜を筆頭に、城下町の各所に見ごたえのある枝垂桜たちが咲き誇る”城下町三春“ 皆様方のお越しをお待ちしています。
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三春藩主秋田家祈願所 真照寺節分会 2024

一昨夜、三春城下の旧三春藩主祈願所日乗山東門院真照寺の節分会が盛大に開催されました。
朝から、檀家や近所のお手伝いの方々や、ご祈祷を受ける方々や福授け豆まきの景品を奉納する方々、そして古いお札や正月飾りのお焚き上げの方々だ度がなどが、行き交う参道です。
山内には、多くの方々が福を拾いに詰めかけました。
早めの夕食を済ませた方々が、三々五々境内に参集してきます。
豆まき開始は午後八時ごろから、二回に分けて行います。
豆まきには、例年通りの大勢の方々が来場し、住職や年男、そして役員の方々が撒く「福豆」を拾っていました。
さらには、豪華景品は、魚券、酒、ゲーム、毛布、プラモデル等々、今年初めの運試しです。
火気警備の消防団員や三春分署員さんもその賑わいの演出者となっています。
皆さん、お焚き上げの炎で体を温め無病息災を祈願しながら、豆まきの時を待ちます。
裃姿の福男がお焚き上げの炎にあたり、邪気を払い豆まきの準備万端!
本堂内で、ご祈祷です。
所願成就の祈願を申し込んだ参詣者や、豆まきをする方々が、”護摩焚き”によるご祈祷を受けています。
今年は、真照寺ご住職のご配慮で、孫みたいな悠大くんも裃姿での豆まきとなりました。
ご住職さま、御心使い本当にありがとうございます。

福は内! 福は内! 福は内! 福は内! 福は内!
真照寺では、鬼は外とは言いません。
何故かって?

御本尊の不動明王さんは、改心すれば鬼をも助けるということです。
心の中にいる鬼も改心すれば・・・「罪を憎んで、人を憎まず!」です。
人間、誰にだって心の中に「鬼」を持ってます。
日常生活の中で、カッ!となる「心」を鬼と呼ぶんでしょう。
「福」というのは自分の長所であり、「鬼」というのは自分の短所つまり欠点のことだと云われています。
人は、それぞれ長所・短所を持ち合わせているものです。
節分の豆まきは、「春」立春を迎える「節分」にあたり、豆を撒いて1年に1度、短所を追い払い、長所を伸ばそうという行事なんだろうと思います。
心の中の鬼を調整するのも自分の心次第、そういう心を戒めて、心穏やかに暮らしていけるよう日々生活していきたいものです。
そして・・・いよいよ豆まき、特等空気清浄機、お酒、魚、醤油や油、任天堂3dDS,ソニーPSP等のゲーム等の豪華賞品を目指します。
今年も沢山の方々が来場していただきました。
”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” 笑顔が境内にあふれます。
また、祈願成就のお札を申し込まれた方々には”福銭”が下されます。
この福銭を一年間財布やレジに入れておくとお金がたまるといわれています。
そして、一年後に本堂のさい銭箱にお礼の気持ちを込めてお返しください。
改めまして、真照寺御本尊不動明王様、そしてご住職、お寺のご家族、天狗谷、磐梯造園、檀信徒役員等々、そして節分へご来場の皆様等々、有縁無縁全ての皆々様には、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:34 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::節分会・初寅会 |
2024-02-05 Mon
三春藩主秋田家祈願所 真照寺節分会 2024

一昨夜、三春城下の旧三春藩主祈願所日乗山東門院真照寺の節分会が盛大に開催されました。
朝から、檀家や近所のお手伝いの方々や、ご祈祷を受ける方々や福授け豆まきの景品を奉納する方々、そして古いお札や正月飾りのお焚き上げの方々だ度がなどが、行き交う参道です。
山内には、多くの方々が福を拾いに詰めかけました。
早めの夕食を済ませた方々が、三々五々境内に参集してきます。
豆まき開始は午後八時ごろから、二回に分けて行います。
豆まきには、例年通りの大勢の方々が来場し、住職や年男、そして役員の方々が撒く「福豆」を拾っていました。
さらには、豪華景品は、魚券、酒、ゲーム、毛布、プラモデル等々、今年初めの運試しです。
火気警備の消防団員や三春分署員さんもその賑わいの演出者となっています。
皆さん、お焚き上げの炎で体を温め無病息災を祈願しながら、豆まきの時を待ちます。
裃姿の福男がお焚き上げの炎にあたり、邪気を払い豆まきの準備万端!
本堂内で、ご祈祷です。
所願成就の祈願を申し込んだ参詣者や、豆まきをする方々が、”護摩焚き”によるご祈祷を受けています。
今年は、真照寺ご住職のご配慮で、孫みたいな悠大くんも裃姿での豆まきとなりました。
ご住職さま、御心使い本当にありがとうございます。

福は内! 福は内! 福は内! 福は内! 福は内!
真照寺では、鬼は外とは言いません。
何故かって?

御本尊の不動明王さんは、改心すれば鬼をも助けるということです。
心の中にいる鬼も改心すれば・・・「罪を憎んで、人を憎まず!」です。
人間、誰にだって心の中に「鬼」を持ってます。
日常生活の中で、カッ!となる「心」を鬼と呼ぶんでしょう。
「福」というのは自分の長所であり、「鬼」というのは自分の短所つまり欠点のことだと云われています。
人は、それぞれ長所・短所を持ち合わせているものです。
節分の豆まきは、「春」立春を迎える「節分」にあたり、豆を撒いて1年に1度、短所を追い払い、長所を伸ばそうという行事なんだろうと思います。
心の中の鬼を調整するのも自分の心次第、そういう心を戒めて、心穏やかに暮らしていけるよう日々生活していきたいものです。
そして・・・いよいよ豆まき、特等空気清浄機、お酒、魚、醤油や油、任天堂3dDS,ソニーPSP等のゲーム等の豪華賞品を目指します。
今年も沢山の方々が来場していただきました。
”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” 笑顔が境内にあふれます。
また、祈願成就のお札を申し込まれた方々には”福銭”が下されます。
この福銭を一年間財布やレジに入れておくとお金がたまるといわれています。
そして、一年後に本堂のさい銭箱にお礼の気持ちを込めてお返しください。
ご本尊「不動明王立像」もちょっとだけ顔をのぞかせています。
前にある白木の大日如来座像です。
そして、須弥壇左右に鎮座する「弘法大師木造座像」と「興教大師木造座像」です。
改めまして、真照寺御本尊不動明王様、そしてご住職、お寺のご家族、天狗谷、磐梯造園、檀信徒役員等々、そして節分へご来場の皆様等々、有縁無縁全ての皆々様には、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:40 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::節分会・初寅会 |
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