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鎮守田村大元神社夏季祭礼



三春城下新町の鎮守田村大元神社(旧三春藩五万石領内総鎮守「大元帥明王」)の祭礼を、今週末に控えて、その祭礼に奉納する「長獅子」と「三匹獅子」の練習にも熱がこもってきました。

本年の祭礼は、

7月15日(土) 宵祭り

7月16日(日) 本祭り


梅雨の時期独特の湿った気候、夕方の蜩、楽内のホタル、真照寺下セリ場の旗や大元神社山内の提灯、そして、この三匹獅子や長獅子の太鼓や笛の音を聞こえると「夏が来るんだなあ~」と思います。



300年は続いてきたんであろう、正に初夏の三春城下を彩る風物詩です。





三匹獅子掛では、年長者が後輩に教えるという新町では当たり前の光景ですが、他では中々見られなくなった光景です。

長獅子舞の練習風景です。





田村大元神社の祭礼には、別火講中の一番組と二番組が各年交替で、獅子掛と祭典掛に分かれて奉仕しています.

今年の獅子掛は、一番組が担当します。

祭典掛は、二番組担当となります。






やはり、先輩が後輩に口伝にて教授しています。

私が現役の頃と同じ風景です。




自分の子供のような年代の者たちが主力となり、この伝統芸能である長獅子舞や三匹獅子舞を引率している光景は力強いものを感じます。




戦国時代、田村義顕公によって三春城が築城されて約500年

以来、三春城下の神事は今も変わらずに受け継がれてきました。

古の三春城下では、夏は疫病がはやり台風や洪水などに見舞われ、生き抜くことが難しい季節でした。

私たちの先祖は、この危険な夏を無事に生き抜くことが出来ますようにと夏に祭礼を行い神さまにに祈りを捧げてきました。

医学科学が進歩した現代にあってもその信仰は変わらず、祭礼に際し疫病・災難・厄除け・縁結び・長寿・商売繁盛そして豊穣などの祈りを神様に捧げています。



春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍

| ryuichi | 05:46 | comments (x) | trackback (x) | 三春ノ信仰3 |
三春物語728番「三春城下の水神信仰」
水神信仰 


(新町末化粧坂井戸)

三春城下では、井戸や引水などの水辺にひっそりと佇む水神さまが祀られた丈六焼きの小さな社が見受けられます。
山間の城下町の三春の郷では、水は大切な資源でした。
そのため、人々は水神さまを水を恵む神として信仰するとともに、水害から守ってくれる神としても信仰してきました。



水は今の私たちにとっても大切な資源ですが、かつて水田耕作を行っていた人々にとって、田を潤し生活を支えるという意味で、水は重要な恵みでした。その一方で、大雨が降り洪水となれば、田も家も流され生活ができなくなります。

さらには、人間の生命の根元であり,汚物や穢れを払い清めてくれる存在ですが,その一方で一度大洪水が起きるとすべてのものが破壊尽くされてしまうように,人間にとっては恵を与えてくれる存在であると同時に恐ろしい存在でもあります。

こうした水のもつ2つの側面は信仰や儀礼のなかにも反映されており,湧水・井戸・用水路などには井戸神・水神・弁天など水を統御する神が祀られています。



また、雨と水を司る神である龍神は、主に海の神として漁師に信仰された神です。
龍とは古代中国における霊獣で、日本の龍神信仰も中国の影響を受けていると考えられています。



| ryuichi | 05:11 | comments (x) | trackback (x) | 三春ノ信仰3 |
三春物語464番「路傍のお地蔵さま」
三春城下南東の川平集落の地蔵様

日本には八百万(やおよろず)の神様や沢山の仏さまがいて、かつては諸々の神々や仏さまが人々の生活に根ざしていました。
自然とともに生きるとは、ある意味それらの神々や仏さまと一緒に暮らしていくという事に他なりません。

三春城下南東の川平集落の地蔵様

人口の過密する都市部では人々が豊かさや利便性を優先させてしまった為に、次第にこれらの神様や仏様を疎んじだしただけのことで、かつてはその存在を当たり前のようにして生活していたはずです。
本来は地域の神様を祀る為(いいかえれば交流する為)に行われていたお祭りも、最近ではその意味さえ忘れ去られ、単なるイベントとして扱われる事が多くなったように思います。

三春城下南東の川平集落の地蔵様

物質社会にまみれた今の世にあっては「神道の潔さ」、あるいは「仏教のもつ謙虚さ、慈悲深さ」など、現代人にはむしろ学ぶべき事の方が多いのではないでしょうか。
「物質的な豊かさと精神的な豊かさは、必ずしも正比例はしないよ。」
路傍のお地蔵さまが私達に、そう語っているような気がしてなりません。



不動明王様

| ryuichi | 05:35 | comments (x) | trackback (x) | 三春ノ信仰3 |
三春物語445番「湯殿山の石碑」
三春の湯殿山信仰

根本八王子宮境内

三春の各地に湯殿山と刻まれた石碑を目にします。
これは、三春だけではなく東北各地にみられます。

出羽三山は古来東北の総鎮護、国家鎮護の霊山として、また「五穀豊穣・大漁満足」「祖霊安鎮」の山として有名である。
 三山とは月山、羽黒山、湯殿山の総称で、出羽国の中央を占め、主峰月山は一名臥牛山とも呼ばれる。 その山々には月山神社、出羽神社、湯殿山神社の三社が鎮座している。
 元来この三神社は三つの独立した神社であったが、月山や湯殿山は人家を離れかつ冬期は積雪も深く冬の奉仕は困難であったから、羽黒山上の出羽神社に合際され三所権現と称し、羽黒山は月山・湯殿山両神社の里宮として形成されていった

湯殿山は今も神体山としての信仰が残っている。 
湯殿山は湯殿山の神であり、神域には一切の人工を禁じた。
 湯殿山神社は湯殿山中腹に鎮座、太古より湧出する出湯と霊厳とを御霊代として社殿の設備はなく、ただ、仙人沢参篭所に詰員を置き参拝人の取り扱いを為さしているが、社務の一切は羽黒山の麓にある社務所で執っている。
 祭神は大山祇神、大己貴命、少彦名命の三柱である。 
湯殿山は三山の奥の院と称せられ、羽黒古修験道極意の山とも称せられている。


語られぬ 湯殿にぬらす 袂哉
(かたられぬ ゆどのにぬらす たもとかな)
<句意>
湯殿山の神秘は、他人に語ることができないが、(それだけに感動も並々ではなく)感涙のあまり袂をぬらしてしまうほどである。







| ryuichi | 05:01 | comments (x) | trackback (x) | 三春ノ信仰3 |
三春物語424番「勢至菩薩」


勢至菩薩 
知恵を現わす菩薩で、二十三夜待の主尊とされます。
大勢至菩薩とも呼ばれ、衆生の無知を救う仏の智慧を表します。
智慧明瞭・現世安穏、極楽往生 午年生まれ十二支守り本尊



経典 「観世音菩薩往生浄土本縁経」には、昔、インドに長邦(ちょうな)という僧がいました。長邦には早離(そうり)、速離(そくり)という二人の子があって、母が早くなくなったので継母を迎えました。
しかし、飢饉の時代だったので継母は二人の子を父が留守の間に南海の孤島に置き去りにしました。二人の子は、生母の遺言「菩提心をおこしなさい」を想い出し、死後生まれ変わって苦しむ人々を救おうと百の誓願をたてて絶命しました。
父の長邦は帰宅後、二人の子を探して孤島に来ましたが、既に白骨の身になっていました。兄の早離は今の観音菩薩、弟の速離は勢至菩薩、長邦は釈迦仏であったということです。



| ryuichi | 05:47 | comments (x) | trackback (x) | 三春ノ信仰3 |
三春物語416番「三春の聖観音」
滝の聖観音石像



聖観音 (しょうかんのん)は日本で古くから親しまれている「観音さま」です。
救いを求める人を、注意深く観察して、意のままに救うと伝えられています。
正式には『観世音菩薩』または『観自在菩薩』といいます。
『観自在菩薩』は「般若心軽」の冒頭に登場、『観世音菩薩』は、鳩摩羅什(くまらじゅう:インド人を父とする西域僧で、中国六朝時代の仏典漢訳者)による旧訳です。

春沢聖観音石像

三蔵法師の名で知られる玄奘(中国唐代初期の僧)の新訳では『観自在菩薩』 
後世に出現した千手観音などの変化観音と区別するために、『聖観音(しょうかんのん)』とも呼ばれてます。
衆生の求めに応じて救いの手をさしのべる慈悲深い菩薩であり、多くの信仰を集めています。
勢至菩薩と共に阿弥陀如来の脇侍として並びます



| ryuichi | 06:04 | comments (x) | trackback (x) | 三春ノ信仰3 |
三春物語410番「青面金剛石像」
春沢の青面金剛像

青面金剛(しょうめんこんごう)は仏法の守護神として知られる帝釈天の
使いで、元来は疫病をもたらす悪神の首領格なのです。
江戸時代に爆発的に流行した「庚申待ち」という民間の宗教行事では、逆に病魔や
災難を遠ざけるための鬼神として重用され、信仰の対象となり崇拝されました。
その姿は怪異で、憤怒の形相に六本の腕を持つ阿修羅系のスタイルが
一般的です。



| ryuichi | 05:58 | comments (0) | trackback (x) | 三春ノ信仰3 |