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三春物語754番 三春城下時宗法蔵寺「初不動尊祭典」


三春城下時宗法蔵寺初不動祭



毎月28日は、お不動様のご縁日です。

三春城下荒町の時宗法蔵寺では、節も変わった2月28日、その年最初のご縁日で初不動と呼ばれ、、ご参拝にお越しいただく数多くの法蔵寺不動講中の方々で賑わいました。

お不動さまは、勝負必勝・立身出世・商売繁盛にご利益がある仏様です。

仕事で成功したい方、勝負事で勝ちたい方の力になってくれる梵字ですので、男性に人気があります。




はじめに、東日本大震災で犠牲になられた方々に黙とうをささげ、法要ははじまります。



この日は、お不動さんの1年で最初の縁日。
不動明王は一切の悪魔、災いを祓う力を持つとされます。
初不動当日は、家内安全、商売繁盛を願う人々で賑わいます。

法蔵寺初不動の名物行事「厄難払い火打石」



豆まきならぬ、あられ撒きです。



ん!お寺の本堂でフラメンコ?

そうなんです。
スペイン正統派のフラメンコなんです。
住職にはいつも驚かされますが、今回はご覧のとおりのフラメンコダンサー2名が妖艶なフラメンコを踊っていただきました。



阿弥陀様もご満悦の御様子ですね・・・オーレッ!



直会では、精進明けで、方丈様のご出身地である越後の美味しい地酒と、三春城下大町のむらかみ亭さまの出張寿司カウンターで美味しい特上生寿司をいただき、厄を落として閉会です。



| ryuichi | 06:15 | comments (x) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺春季歳時記 |
三春物語705番「粋なお江戸へごあんなぁ~い」


先日、三春城下荒町の時宗法蔵寺の厄除初不動尊祭典に参拝しました。
初不動の法要後に、昨年から仙台在住の小田切典子さんこと「春日とよ花駒乃」さんによる小唄を披露していただいています。
お寺の本堂での小唄です。



花駒乃さんはかつて三春にも住んでいらした方で、3年位前でしょうか「田村大元神社平成大修復」にもご寄付をいただいています。
寄付のため当店にご来店されたときから覚えていました。
美人のお顔は忘れません・・・



「粋なお江戸へごあんなぁ~い」

小唄春日流師範 春日とよ花駒乃さんの、凛として艶っぽい何とも言えない色っぽい声・・・
小粋な小唄のお師匠さんです。

小唄には艶っぽい唄が多いんですよね。
報われぬ恋の悲しさをしっとり唄いあげたり、とか。

小唄と言うと、芸者さんがお座敷で旦那衆相手にしっとりつま弾いたものなので、色っぽくて情緒たっぷり。
離れの小間でしっぽりと二人きり・・・さしつさされつ・・・チントンシャンと言うイメージですが・・・・

三味の音と、小唄の調べ、ここが法蔵寺の本堂ということを忘れ、だんだんと浮世から遊離していくような感じです。
艶っぽい唄の文句、三味線も爪弾くようなゆるい雰囲気。
いいですね、こういう世界が日本にはまだあるんです。
小唄はもともと、座敷で唄うように作られているので、お座敷で一杯やりながら唄ったり聴いたりするのも、乙なものでございます。


昨年の花駒乃さん

参加者全員で小唄の手ほどきを受けました。

並木駒形花川戸 山谷掘からちょいと上がり 長い土手をば通わんせ 花魁がお待ちかね お客だよ あいあ~い

吉原へ行く道順を唄っています。
吉原へ行くのに舟を使う場合は、お客は柳橋から舟に乗って隅田川をさかのぼります。駒形、花川戸(今も地名はそのまま)を過ぎて、山谷掘で舟を降り、土手八丁といわれる日本堤を通って吉原の大門(出入り口)へと到着します。

花の吉原仲の町 幇間末社やおとりまき 浮いた浮いたで上がりゃんせ お二階でお手が鳴る お酒だよ あいあ~い

仲の町は、吉原のメインストリートで、通りに面して引手茶屋が並んでおり、春には桜並木が植えられます。吉原へ着いて、まず引手茶屋に上がって一杯やっているところです。

まぁ、こんな小唄を聞けば、なんだか色っぽい気分になってきませんか。


この時分、庭の梅の香の匂ってくる部屋に、
芸者と客が 今降ってきたのは雨か雪か 「それなら居続けするだけさ」と 盃を傾ける風景を
 艶っぽい小唄のお師匠さんが三味線つま弾きながら唄うわけですよ、小さなお座敷で、しかも二人っきりで。

うなじがゾクッと・・・これが小股の切れ上がった恥じらいながらの良い女だねぇ~
小唄・三味線、女盛りの色香の師匠
そのお師匠さんの膝枕で、燗酒と肴、
おひとつといわずどうぞ・・・、やっぱり小唄ともなりゃ色っぽいのがよござんすねえ。
私ゃいちいち、野暮な講釈なんか入れませんからね。

色気のあるお師匠さんが、甲斐性無しの若旦那に惚れたって事で
紅楼でしがない一日朝から晩まで、だたダラダラと・・・・なんて

 三千世界の烏をしめて 主と朝寝がちょいとしてみたい
幕末の長州藩士で、粋で酔狂な高杉晋作の小唄です。
小唄のお師匠さんの白い肌、ほろ酔い過ぎれば恋の情けかな・・・・・なんてねぇ! 

蛇足ながら高杉晋作の一番好きな詩です。

 鶏声々訴清晨  夢覚紅楼日已新
   塵世笑他人事閙  閑迎二十五年春
     

東行 (高杉晋作)
               
癸亥正月文久三年元旦

鶏声あくあくとして清晨(せいしん)に訴う 夢覚むれば紅楼は日已に新たなり
塵世他の人事の閙(さわが)しきを笑う 閑(しずか)に迎う二十五年の春



 おっと!忘れたら怒られるところでした。

三春法蔵寺春ノ歳時記
3月3日(土)
復興支援コンサート
出演:遠藤ミチロウ、三角みず紀他
午後7時より
主催プロジェクト福島


3月15日(木)
涅槃会法要
午後2時より
涅槃会、追悼法要
ダンゴ撒き、ダンゴ食べ放題

3月22日(木)
春彼岸かたりべの会(昔話を聞く会です)
郡山かたりべの会
午後2時より

3月23日(金)
百万遍数珠繰り
午前10時より
念仏講一同




| ryuichi | 06:54 | comments (x) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺春季歳時記 |
カート&ブルース東日本震災復興支援演奏会in三春 法蔵寺
三春 法蔵寺



6月20日(月)午後7時より(会場 午後6時半)
三春城下、時宗法蔵寺にて、「カート&ブルース福島going home-ふるさと」と題して
東日本福島復興支援のコンサートが開催されます。




「カート&ブルース」は、1996年に箏/尺八ユニットとして結成以来東北の福島県、岩手県を中心にライブ活動を続け、地元の方々に長い間支えられてきました。
箏(桐)と尺八(竹)は楽器それ自体も、またそれらの音色も日本の風土にとても合っていると、ずっと考えてきました。
それは、東北の地で育まれてきたものです。



 公演日程(全会場 入場無料)
・6月17日(金) 船引町旧春山小学校       14:00
・6月17日(金) 磐梯熱海 ホテル「華の湯」   17:00
・ 6月18日(土) 会津東山温泉
・ 6月19日(日) 伊達市保原町 懐石「拓せん」 14:00
・ 6月19日(日) 伊達市梁川体育館       18:30
・ 6月20日(月) 三春町 法蔵寺本堂      19:00
・ 6月21日(火) 福島市AOZアオウゼ     18:30
6月19日~21日まで スペシャルゲスト 金子あい(歌・朗読) 

 

カーティス・パターソン Curtis Patterson (筝)シカゴ出身。
http://www.curtkoto.com/
1986年来日。外国人として初めてNHK邦楽技能者養成会を卒業。
沢井忠夫、沢井一恵、岩堀敬子に師事。松坂慶子企画朗読劇「天守物語」、小椋桂全国ツアー、和太鼓ユニット「AUN」全国ツアー、マレーシアのレイン・フォレスト・ワールドミュージックフェスティバル等、幅広く出演。沢井忠夫合奏団、筝衛門、KotoPhaseのメンバー。
ソロアルバム「音の輪」、ブルース・ヒューバナーとデュオCD「GoingHome」等をリリース。

ブルース・ヒューバナー Bruce Huebner (尺八)
http://brucehuebner.com/ロサンジェルス出身。フルートとサックスを学んだ後、1983年来日。外国人として初めて東京芸術大学邦楽科修士課程(琴古流尺八)を終了。
故人間国宝山口五郎に師事。ジャズワールドミュージックグループ、CANDELAをジョナサン・カッツと結成、CD「MOGAMI」はステレオ誌の2001年ベスト5に選ばれる。トロントジャズフェスティバル、ローマ大学、ニューヨークブルーノート出演等、国内外で演奏活動を展開中。



法蔵寺では、蓮の植え替えが完了して、夏の開花を待つばかりです。




共に苦しみ、共に泣き
共に喜び、共に笑う
すべてを共にするところに 平和がある
 
法蔵寺掲示板の方丈様法話より



三春昭進堂代表 菓匠髙橋龍一

| ryuichi | 20:24 | comments (x) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺春季歳時記 |
三春物語668番「法蔵寺初不動・三寳荒神」
荒神信仰
本日、2月28日は、三春城下荒町にある法蔵寺の初不動祭です。

{開運・厄除}初不動祭典(不動講中)
 ・不動講中及び参拝者各位の今年一年の
   無病息災・家内安全・厄難消除等の所願祈願
   
日時:2月28日(月)午後6時 法要厳修
不動様所願成就の札と三寳荒神の御札を戴きます。

日本では古来より、激しい霊威を発揮して、人間社会に災いをもたらす様な神霊を「荒振神(あらぶるかみ)」と呼び、畏れ敬う信仰がありました。火は、全ての物を焼き尽くすものであり、又食べ物を調理するためには、人間には必ず必要なものです。古来から人間は、火に対して畏れの気持ちと感謝の気持ちを持ち、家の守護神として、作物の神として信仰してきました。激しい霊威、神威をもたれているので、火の神、竈の神を荒神と呼んでいます。

又三寳荒神とは、仏教の仏、法、僧の三寳を守護する神様で、三面六臂と憤怒の形相とを持つ神様であり、如来荒神、鹿乱荒神、忿怒荒神の三身といわれています。主として、修験道、日蓮宗が祭祀した神様です。
祇園社(八坂神社)では三寳荒神は、牛頭天王の眷属神だとされています。牛頭天王は、祇園会系の祭りにおいて祀られる神であり、インドの神が、中国で密教、道教、陰陽思想と習合し、日本に伝わってから、さらに陰陽道と関わりを深めたものです。
疫神の性格を持ち、スサノオノミコトと同体になり、祇園会の系統の祭りの地方伝播を通して、鎮守神としても定着したものであると言われています。

荒神信仰には「屋内に祀られる三寳荒神、屋外の地荒神」という二通りの系統があります。
屋内の神は、中世の神仏習合の時、修験者や陰陽師などの関与により、火の神や竈の神の荒神信仰に、仏教の三寳荒神信仰が結びつき、「荒神さん」の信仰が広まっていったと考えられます。
又地荒神は山の神、屋敷神、氏神、村落神の性格も持っています。
牛馬の守護神、牛荒神の信仰とも関連があります。



| ryuichi | 05:32 | comments (x) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺春季歳時記 |
三春物語644番「法蔵寺と芸能」
三春城下、荒町にある郡守山法蔵寺の宗旨は、一遍上人を祖とする浄土系の時宗です。
本寺では、芸能活動を「我聞会」を組織して、少し前まで10年間実施してきました。
また、先の鶴瓶独演会は、鶴瓶の好意で行われましたが、単発で様々な芸能活動を実施しています。
夏の、観蓮会などもその一環です。
これは、多田住職の宗旨である時宗の教えである、芸能と時宗の普遍性にのっとったものです。

また、一般のお寺の様な、葬式や仏事だけでの、菩提寺の使い方に、異を唱えるもので、
一般の方にも、もっと寺に足を運んでいただければという住職の願いでもあります。

時宗という名前の由来は、「臨命終時宗」にあるという。
日常における一瞬一瞬の念、一念がいわば「臨終」の時であるということのようである。
そしてその時宗の特色は、芸能の原型とも言える、念仏しながらの遊行と踊り念仏。

鎌倉以前の宗教は、国家鎮護の宗教でありました。
あるいは、一部の貴族のみが多大な寄進によって寺院を建立、自ら仏となって救われるというものであったり、女人禁制、穢多、非人など不浄のものは救済されないというものでした。
 そうではない、「一切衆生」、あらゆる人が「念仏」さえ唱えていれば、阿弥陀如来の慈悲で極楽往生、救われるというのが、法然の浄土宗の教えです。
更にそれを発展させ「肉食(にくじき)」「妻帯」「悪人正機」と言ったのが浄土真宗の親鸞ですね。有名な『善人なおもて往生をとぐ、況や悪人をや』という文言です。

決して極楽往生できないと思っていた下層の人々、女性、賤民、そうした人々が念仏踊りに加わって一大ブームを起こしたこと、「阿弥陀信仰」や「浄土宗」が鎌倉期や南北朝時代に広がりを見せます。

芸能と言えば、前述のように念仏踊りの集まりは管弦など様々な芸能が催される場であったこともあり、時宗僧にも多種多様な芸能を修めた人物が存在した。
その分野は茶・花・香・和歌・連歌・書画・作庭にまで至っており、彼らは後に職人として足利政権などに仕える事となる。

時宗の信徒に許された号が「阿弥」。
「南無阿弥陀」の「阿弥」。その号を、観阿弥と世阿弥が名乗っている。
河能楽を大成させた観阿弥・世阿弥を始めとして「阿弥」の名を持つ例が当時の芸能で世に知られた人物に多いのはそうした理由である。

そして能、狂言の後には、特に江戸時代以降、浄瑠璃、文楽、歌舞伎が登場し、隆盛するようになる。

そもそも中世の演劇は、田の豊饒を願って舞う「田楽」などを始まりとしているのですが、見せ物として独立していくのは、京都四条での「時宗」集団によるものである。
そうした「芸能」と「時宗」、「世阿弥」と「バサラ大名佐々木道誉」のことなど、実に興味深い内容が記されているのですが、特に注目したのが世阿弥を始め、本阿弥など「阿弥」号を持つ「時宗」に関してでした。 
 もともと神楽にしても田楽にしても、地を踏みならすことが地鎮であったり、鈴を鳴らすことが、霊フリであったり、笛を吹くことが神を降ろすことであったりしたように、「舞」は神への奉納であり、神事として行うのが起源であるから、「芸能」と「宗教」とは密接に結びついています。
最初は、「憂世」というように霊的な世界にも関係してくるような浄土への指向が、やがて地上化し、大衆化し、やがて「浮世」の芸能へとシフトしてくるようになる。

芸能者を「河原者」と言って近年まで蔑んでいた歴史があります。河原は刑場でもあり、穢れの場所でもありました。そこで時衆たちは踊りながら念仏を唱え、死者の怨霊を鎮魂する。市が立つ門前、辻、河原は、捨聖や芸能者が集う「無縁」の場所でもあったのですね。時衆たちは京都河原町に「四条道場」を構え、そこに「芸能」「技能」の集団を作っていくのです。


| ryuichi | 04:15 | comments (x) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺春季歳時記 |
三春城下法蔵寺「鶴瓶独演会」
三春城下荒町にある法蔵寺に鶴瓶さんが來寺され独演会が開催されました。
昨年放送の『鶴瓶の家族に乾杯』以来のお付き合いだそうです。

法蔵寺HPより



尚、本日午後八時より、NHKにて今春鶴瓶さんと徳光さんが三春にきた様子が放送されるみたいです。



| ryuichi | 06:06 | comments (x) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺春季歳時記 |
三春物語291番 法蔵寺甘酒地蔵「賽の河原の地蔵和讃」
 荒町法蔵寺にある、地蔵菩薩は甘酒地蔵尊と呼ばれています。
 この地蔵菩薩は、諸苦に耐える菩薩心の堅固さと慈悲の深さを象徴する菩薩様で、大地の徳をたとえられての名前です。
弥勒下生までの五十六億七千万年もの間、六道の衆生を済度するとされ、特に地獄に於ける救済の菩薩として、庶民の間で信仰されている。
法蔵寺の地蔵菩薩像は、左手に宝珠、右手に錫杖を持ち、僧衣をつけた比丘形の立像で彩色が施されています。
古くから甘酒地蔵と呼ばれ、民間信仰の中で庶民に親しまれてきました。
母乳の出ない母親が、甘酒を供えれば乳が出るようになると云われ、母子救済の信仰から生まれたのでしょう。
お地蔵様の母子救済の最たるものとして、賽の河原で冥土への道に迷っている幼子の霊を救済するお話が、地蔵和讃としてあります。
本日は「彼岸」ですので、掲載いたします。

「賽の河原の地蔵和讃」
 
 これはこの世の事ならず、死出の山路の裾野なる、賽の河原の物語り。
 聞くにつけても哀れなり、二つや三つや四つ五つ、十にも足らぬ嬰児が、
賽の河原に集まりて、父恋し母恋し。

恋し恋しの泣き声は、この世の声とは事変わり、悲しき骨身を通すなり。
かの嬰児のご所作として、河原の石を取り集め、これにて回向の塔を組む。

一つ積んでは父のため、
二重積では母のため、
三重積では故郷の兄弟我身と回向して、
昼は一人で遊べども、日も入り合いその頃は、地獄の鬼が現れて、
やれ汝ら何をする
娑婆に残りし父母は追善懺悔の務めなく、
ただ明け暮れの嘆きには、むごや不憫や悲しやと、
親の嘆きは汝らの、苦患を受ける種となる。

我を恨むことなかれ、鉄の棒をのべ、積みたる搭を押し崩す。
その時能化地蔵尊、ゆるぎ出でさせ給いつつ、汝ら命短くて冥土の旅に来るなり。

娑婆と冥土は程遠し、我を冥土の父母と、
思うて明け暮れ頼めよと、
幼きものをみころもの、もすそのうちにかき入れて、
哀れみ給うぞ有難き、
南無延命地蔵菩薩。


蒼龍謹白  合掌



| ryuichi | 05:21 | comments (0) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺春季歳時記 |