2024-08-07 Wed
ドッコイ、ドッコイ! 祭・川崎‼️
真夏の川崎市へ中町若蓮さんに同行して御神輿担ぎ!
新町の私がなぜ中町若連さんと?
川崎の神輿担ぎとのご縁は、今から30余年ほど前にさかのぼります。
当時、城下中町の桑原商店の桑原さんからお誘いを受けて、祭り好きの同級2人で川崎まで御神輿を担ぎに二泊三日で出張したことに始まります。
久しぶりでしたが川崎浜町の懐かしい顔ぶれに温かく迎えていただき、時間が一気に巻き戻り、昨日もここへ来ていたような感覚になるのは不思議です。
それだけ第一屋さんのご家族、そして、川崎浜町の方々の人情の温かみがあってのことだと思います。人と人のつながりって本当にありがたいものです。
30年前にお邪魔した際の御神輿は、現在の三春城下中町若連が三春大神宮祭礼で担いでいる御宮造の御神輿です。
大太鼓用欅(ケヤキ)の無垢材を使用、豊満な屋根と、キュッと引き締まった腰を持つ素敵な宮造り御神輿で、真夏の日の光を浴びると目が眩むほどのきらびやかな真鍮(しんちゅう)で錺(かざり)板金を施され、羽根一枚々々手仕事で仕上げた今にも飛び立ちそうに見える鳳凰、台輪には十二支をめぐらせ屋根の蕨手を飾る黄金のツバメや折り鶴等々が輝いていました。
例えるならば、抜群のプロポーションの粋でイナセな姉さんを思わせる代物で、各神社宮神輿を除けば関東で一番の大きさで知られ、この宮神輿を担ぎたくて関東一円から様々な団体・個人が仁義を切って出頭していました。
川崎の祭礼で担がれていたときにも江戸前の夏祭りらしく町内巡行の折には家々からは水がバシャバシャかけられますが、この神輿はビクともしません!
それもそのはずです。この御神輿は、浜町睦会会長で第一屋2代目社長”勝ちゃん”こと橋本勝通さん、そして板金屋の粳田三郎さん、大工の秋元長吉さんが心血を注いで作った御宮造の
本格派の御神輿ですから…
この第一屋さんというのは、当時関東一円に商いを広げていた三春城下中町の衣料品屋「桑原商店」で大番頭を務めていた橋本亀義(勝通さんの父)さんとその妻ヨネおばちゃんが独立して高度経済成長の真っ只中、大都会川崎は、川崎大師、日本鋼管に程近い浜町通り商店街に出店した洋品店です。
この三春とのご縁がすごいと思いませんか?
後に紆余曲折の経緯の中、まさにご縁なのでしょう桑原商店経由で中町若連に嫁いできたという次第で、この御神輿が三春へ来て以来、中町若連として有志がここ20年余にわたって川崎へ神輿担ぎに出頭し、秋の三春大神宮祭礼には川崎から浜町の方々が三春へその神輿を担ぎに来るといった交流が続いています。
また、中町若連の川崎出張では、御神輿担ぎだけではなく「三春盆太鼓」、そして「山車太鼓」を数か所で披露しますが、福島も含め東北県人の多い川崎で盆踊りの輪が出来るほどの盛況です。
この神輿が中町に譲渡されるという段になって中町若連では、ある程度の謝礼を用意したみたいですが、「これはお金じゃないんだ、人と人の心で譲るんだ!大事にしてくれればそれでいい!」と第一屋さんにピシャッと断られた話しを伺いました。
御神輿とは、文字通り神様の乗り物です。
そして、その神輿を保管し、祭礼時には組み上げ・担ぐ・それに付随する準備や片付けをする人など、様々な願いや想いがあります。
神輿を作った第一屋さんら浜町睦会の想い、そして、「大切に使わせてもらう」といって譲り受けた中町若連・桑原商店の想いなど、打算や表面上の付き合いではない、本当の人と人の絆がありました。
カッコのいい粋な大人がいるものです。
それは、神輿に携わる人々の希望と情熱、そして意地と見栄(みえ)が造り上げたかけがえのない宝です。
ドッコイ! ドッコイ! ドッコイ!
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
2023-10-11 Wed
三春大神宮秋季例大祭 御神輿還御 2023
今年は、四年ぶりの三春大神宮秋季例大祭の御神輿渡御及び三春若連連合会還御御供が挙行されました。
長獅子当番も新町鎮守田村大元神社の長獅子で、御神輿還御出座も新町からの出立ちです。
当三春昭進堂の店前には、中町若連さんの御神輿が鎮座・・・そして、川崎市は浜町からは浜睦の綺麗何処が!
みんなで記念写真!
御神輿の露払いは長獅子です。
このイカツイ男は、警備担当の頭目三春町消防団三春分団長、三ツ美屋の幕田社長
孫みたいな悠大君も新町の花車を見てからは「今日はお泊りする!お祭りをやりたい!」とお母さんに直訴!
当店の女将も、孫には勝てません。
老体にムチ打って悠大君の保護者として十数年ぶりのお祭り参加です。
大ハシャギぶりは言うまでもなかったようです。
私はせっせとテレビで流せる動画採集です。
小さな城下町の一番賑やかなお祭りを紹介したくて・・
自分たちが造ってきたお祭りの姿を見てもらいたくて・・・
三春五万石の城下町らしい祭礼だと思います。
若かりし頃、30年前に三春大神宮祭礼の渡・還御の各町内若連の御供体制を見直し、長獅子以下の三春大神宮総代さんを巻き込んで三春町消防団防犯協会・自治防災グループと共に還御御供の統率と規律を精査する為に立ち上げた三春若連連合会が定着してさらに見ごたえのあるお祭りになったと思います。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
2023-09-01 Fri
現在の中町若蓮の御神輿、浜町商店街青年部(部長は、浜町の親分明夫ちゃん!)らの熱意を受けた第一屋の勝通さんが造った神輿が、市民祭に初めて参加した時の新聞記事(昭和62年10月30日)だそうです。
バブル経済の入口でしょう。
浜町商店街全盛期の頃ですね・・・
始めて川崎浜町に御神輿担ぎに行ったときです。
平成元年頃。
第一屋さんに二泊三日お神輿三昧の弥次喜多道中!
大変お世話になりました。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
2021-10-09 Sat
本来であれば、昨日10月8日の金曜日より10日の日曜日まで、三春城下鎮守三春大神宮秋季例大祭でした。
この新型コロナウイルス蔓延防止の観点から今年も神事のみの挙行ということになりました。
画像は、三春小学校第二学年の児童さんによる総合的な学習の時間から”お祭り探訪”での様子です。
毎年、中町若連様にはご協力をいただいています。
中町の花車(山車)の説明や太鼓披露、そして、山車運航綱引き体験・・・
お疲れ様でした。
本来ならばお祭りです。
あっちで、ドッコイ💖 こっちで、どっこい💖
朝から晩まで、ドッコイ💖 ドッコイ💖 ドッコイ💖 ドッコイ💖
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
2020-10-12 Mon
新型コロナウイルス拡散防止の観点から三春大神宮の秋季例大祭が神事のみとなりました。
例年ですと、三春大神宮の神輿渡御に合わせて、三春城下各町内より神輿や花車・山車が供奉、城下はお祭り一色になっていました。
中町若連では、川崎浜町より遷宮した宮神輿の屋根や飾りの砲金磨きを定期的に通年数回実施しています。
この日は、三春大神宮祭礼宵祭りの日でした。
神輿磨きの後に中町公民館で直会をしているということで、先の塵壺に中町愛宕神社中段にあるお地蔵様修復の文章を記載させてもらった御礼もかねてお邪魔してきました。
直会後、中町花車倉庫にお邪魔して花車を拝見
中町若連では、町内への木札の配布のみということです。
昨年も台風直撃ということで祭礼は神事のみでした。
今年も新型コロナ~
来年こそは盛大な例大祭神輿渡御が出来ればいいなあと一同で祈願しました。
中町の花車には龍が鎮座しています。
とても気に入っています。
おたりまんじゅう本舗 三春昭進堂 菓匠蒼龍
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