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「節納豆」 ~ 納豆ねかせ~


正月を迎える準備は、いろいろありますが、三春在方にある珍しい行事を三春町史から拾ってみました。

「節納豆」 ~ 納豆ねかせ~
在方では、正月準備は、まず節納豆ねせから始めると記されています。

三春各地では十二月二十六日にねせるところが多い。
蛇石 西方のようにその前日ねせるところもある。

この納豆を「節納豆」といって、この豆は食べるものでないという禁忌がある。
これを冒すと腹が痛くなるとか、富沢あたりでは“シト虫”に刺されるなどという。

日常食す納豆と違い、この日の納豆は神に供え、あるいは嫁の礼日に里に進物とするところが多い。

また、納豆の糸の出具合はマユの糸の出来をト(ボク)するというので、養蚕農家の多い三春各地では特に慎重にねせる。

概して納豆,味噌,酒,梅漬などはその出来如何がその家の吉凶を予兆するというから、すべて自家製であった昔は、責任者である家刀自は特に潔斎してこの作業を入念に行なったものである。

伝説として下記の話が伝わっています。
「腕に自信のある、ある村の主婦が、どうしたものか節納豆に全く糸ができない。急いでねせ直したがまたもや失敗した。さては何か家に凶兆では、と一家思案にくれた。はたしてその年災害に遭ったという。」

各村の家々では、それだけに美事な銀の糸をひく節納豆の出来ばえのときは、思わず小おどりして、早速そのひと苞を神棚に供えたと伝わっています。



三春町史参照



春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂

| ryuichi | 04:51 | comments (x) | trackback (x) | 三春城下歳時・風土記 |