2017-01-05 Thu
「無可嫌著眼界平」
嫌著(けんじゃく)すべき無くんば眼界平らと読むんでしょう。
好き嫌いや選り好みをしなければ、世の中見渡す限り穏やかになるという意味と解釈しました。
平成29年正月年始に義兄である三春藩主菩提寺臨済宗高乾院方丈、岡和尚から頂いた、心に響くありがたい言葉です。
私たちは独りで生きているのではなく、他の人々と共に暮らし、力を合わせてこの世で暮らしています。
その時の自分の好み、言い換えれば「立場と目的」しか考えない姿勢は、自分だけに都合の良い解釈であり、必ず周囲の人々との対立や争いを生み出すということを教授していただきました。
この一年、自分が正しいと思う事でも、相手の立場に立ってみて、全体を冷静に思いやれば、自分の独善だと気づくことも多いということを念頭に、穏やかに楽しく過ごしたいものです。
「怒るは無知 泣くのは修行 笑うは悟り」
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂
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