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「脳を知って脳を活かす」東京大学薬学部教授 池谷裕二先生基調講演 郡山法人会第5回通常総会



郡山法人会第5回通常総会に出席してまいりました。

総会に先立って郡山法人会基調講演があり、午後1時30分から三春支部の役員の方々と出席です。





基調講演は心の盲点 の著者で、東京大学薬学部教授 池谷裕二
『海馬』や『進化しすぎた脳』など、本やエッセイ も書いています。

今回は「脳を知って脳を活かす」と題されて貴重なお話を頂きました。

日本が世界に誇る脳研究者の一人。
1970年生まれ。1998年に東京大学にて薬学博士号を取得。2002~2005年にコロンビア大学(米ニューヨーク)に留学をはさみ、2014年より現職(東京大学薬学部教授)。専門分野は大脳生理学。とくに海馬の研究を通じて、脳の健康について探究している 。文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2008年)、日本学術振興会賞(2013年)、日本学士院学術奨励賞(2013年)などを受賞。著書に『海馬』『記憶力を強くする』『進化しすぎた脳』などがある。『記憶力を強くする』は、2002年科学出版賞にノミネート。また、『進化しすぎた脳』は、2005年科学出版賞にノミネート、amazon、bk1で総合ランキング1位を獲得。脳の最先端の知見を老若男女、世界に向けて分かりやすく伝えている。
HPプロフィールより




高級車ほどマナーが良い 年収や高学歴≒民度が高い

自分の常識や慣れ親しんでいることが基準となってしまう➡常識に囚われない
自分が感じたことが全てではないが、それがすべてだと信じ込んでいる⇒無意識的に

現代の医学寿命 2007年以降に生まれた子に50パーセントは100歳まで生きる

AIがもたらす未来 ~人工知能の現在とこれからの社会~
シェークスピア 人工知能による作詞 
作風を真似ることが出来る。
ロボットアートは人の創造性に疑問を投じる

人という生物の輪郭は人工知能によって明確になる
脳は興味がないことを消してしまう ≒マンネリ化





効率よく努力しよう~遺伝子は知っている~
人は99.9%同じ遺伝子を持っていますが、ただ1個だけ違う遺伝子を持っている。
スニップ SNP
染色体の数列の中で一文字だけ違うことを云う

遺伝子を調べれば病気が分かる⇒病気を治療から予防へ 生涯元気
遺伝子調査 安心材料が多い
500年前の先祖の住んでいた場所が分かる

性格や才能、そしてハゲ、さらには 浮気性も遺伝子の成せる業
IQの一致 30パーセント

遺伝子にあった努力をする 諸才能≒効果的な教育
現在は出来ないは本人の努力不足とされるが、発達障害の可能性がある

遺伝子から見ると「人は生まれながらにして不平等である」
努力は報われない!

ダニングクルーガー効果
出来ない人ほどできるとカン違いしている⇒低脳さが理解出来ない
能は、冷静に他人の実力を評価することが出来ない
未熟な人ほど自信満々になる。
そして、脳には自分に偏見はないと思い込んでいる。

目からウロコの講演でした。

早速、本を注文です。





| ryuichi | 05:29 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |