2018-03-19 Mon
旧平沢村出身の伊藤勉さまから”感想を聞かせて”と 「愛姫江戸へ」という冊子を手渡されました。
伊藤勉さまは、「日清・日露の書簡 ふるさと」の著書であり、三春在住郷土史研究家でもあります。
この本には、日清、日露戦争に従軍した大叔父の書簡から紐解いた大叔父様の息づかいと共に、三春在平沢村などの当時の農村部の姿が読み取れます。
また、先には、「母の面影」を記されています。
ここでも、母方の祖母の出身地である芦沢村城主内(現田村市芦沢城主内)関連の書簡を紐解いた芦沢村の歴史が描かれています。
さて、今回の「愛姫江戸へ」では、伊達政宗の書簡から正室である愛姫像を鮮やかに描かれています。
関ケ原以降、奥州仕置、そして田村仕置前夜の独眼竜伊達政宗から、家臣・冨塚信綱、中島信貞、渡辺助左衛門一綱への書簡から、正宗文書、さらには「貞山公治家記録」などから、当時の正宗の戦略と供の心の内を描き出されていました。
書中では、佐竹義宣をはじめとする岩城貞隆、そして相馬義胤っらの処分に伴って、相馬氏に身を寄せる愛姫の母である田村清顕室を米沢(当時の伊達所領)へお向かいする準備を指示しているところなど、その繊細さを垣間見ることが出来ました。
今後ともご指導簿鞭撻のほどよろしくお願い致します。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:57 | comments (x) | trackback (x) | 🌸戦国大名 三春田村氏 |
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