2018-05-04 Fri
昭和初期戦前の三春昭進堂
尚、最後列右から4番目のメガネの方は、私からは大叔父にあたる髙橋哲夫さんです。
昭和20年代
小さな城下町三春で「三春昭進堂」の四代目として和菓子屋を営んでいます。
昭和30年代
当店は、三春城下旧磐城海道沿いの水芭蕉の咲く寺として知られる藩主祈願寺真照寺の門前、そして三春駒の名で知られる三春産馬や牛の「競り市場」の目の前に立地しています。
昭和50年代
画面左の真照寺参道側に、左折れの松の古木があるのが見えますか?
店内の一部を真照寺参道を拝借していたものですから、この松の木が店内から生えているように見えていました。
この下り松は江戸時代から生えている老木で苔が生えています。
幹の太さは根元で1メートルは超えていました。
子供の頃は、よく幹に乗って遊んでいましたが、今思うとネバーエンディングストーリーにあった龍に乗って空を駆け巡っていたかに見えたのかもしれません。
敬慕する河井継之助にあやかり、今雅号としている「三春蒼龍」を彷彿つさせてくれます。
これも何かのご縁なのでしょうね〜〜。
昭和56年
新築した現店舗です。
商売の始まりは、明治の終わり頃、私の曾祖父の初代民四朗の妻おたりが、競り市に集まる博労(畜産農家)達に、売ろうと作った素人饅頭が美味いと評判になり、おたり婆さんが造る三春名物「おたりまんじゅう」として三春内外の方々に親しまれています。
そして、現在の店舗です。
私は おたりまんじゅうです
砂糖や甘いものがまだ貴重品であった頃 三春に産声を上げました
私を造ってくれた おたりばあさん に似たのでしょう
色黒で、ちょっと不細工の私ですが 私に出会った人たちが笑顔になってくれます
いくつもの時代を超えても その笑顔が忘れられなくて
元気な笑顔のお客様にお会いしたくて
そして 愛され続ける存在でありたい・・・
そう願い続けて 毎日蒸気の中で生まれています
お客様から 愛する方々へ
幸せを届けて行きたいと願っています。
そう思いながら、今日もそして明日も元気に産声を上げつづけます
創業明治中期 三春名物「おたりまんじゅう」本舗
三春昭進堂 髙橋龍一
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