2018-07-15 Sun
盛夏の頃、暑中お見舞い申し上げます。
この時期の三春城下は、暑さのあまり人影もまばらでひっそりとしています。
旧三春藩主秋田家祈願所東門院日乗山真照寺山内の山百合が咲き始めています。
気高く咲き誇るその姿は凛と咲く姿がとても美しく、妖艶で高貴な山百合の華香りが境内にただよい始めています。
ひるの暑さが幾分和らいだ蜩の蝉しぐれの中、ヒグラシの声に誘われて、夕暮れの真照寺の山内を歩いていますと、この山百合の妖艶な香りが境内に立ち込めて幻想的な雰囲気が楽しめます。
これからの時期、山内は、素晴らしいヤマユリの花の饗宴です。
この山百合の華香りの云うのは、言葉通り甘く危険な大人の香りと感じるのは私だけでしょうか?
可愛い小娘と思えば、艶っぽい大人の色気もあり、あの何とも言えない香りにはオトコ心にグッとくる来ます。
つかみどころのなさそうな雰囲気、しっかりつかまえておかないと、ふわ~っとどこかに行ってしまいそうな感じ。
そして、ちょっぴり儚げななところも・・・ん?話が違うか
現在、真照寺山内では古四王堂の改修工事が行われています。
こちらもなかなか見れる光景ではありません。
そして、本堂裏に広がる方丈庭園の池には蓮が一凛!
気品を漂わせながら気高く咲いています。
自分の意思をはっきり表現するような気概を感じます。
そして、睡蓮。
水辺を潤してくれています。
避暑という言葉がぴったりな真照寺山内です。
ひと時の涼を求めて花々たちとアバンチュール的感覚?を求めて真照寺参拝は如何でしょうか?
本堂裏の墓地にも一面山百合が咲き始めています。
そして、ヤゴの抜け殻も・・・・
蜩などのセミの声、そして早朝にはカッコーや夏鶯、山鳩など野鳥もお出迎えいたします。
昨日は田村大元神社の宵祭りでした。
真照寺の門前を長獅子が下りて行きます。
明治維新までは真照寺が旧大元帥明王の別当を務めてました。
そのお寺の山門から観る祭礼渡御もなかなか乙なもんです。
合掌
春陽郷三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 05:07 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::祈願所の四季 |
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