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塵壺平成31年2月発行第332号「三春に伝わる「化け猫」「怪猫」伝説」




  三春に伝わる「化け猫」「怪猫」伝説

三春の怪談話といえば・・・・江戸中期に起こった「三春藩御家騒動」 にまつわる家老荒木氏がらみの「化け猫」話が代表的です。
「化け猫」「怪猫」のお話は、明治、大正、昭和初期の不安な世情や大火、そして、台風・地震、大雨など天変地異から、様々な憶測が憶測を呼び少しずつ物語が造り上げ伝わっていったようですが、他にも化け猫・怪猫のお話が伝わっていますので少し紹介したいと思います。

その一。このあたりの村にあるお寺には化け猫の話が残っています。
昔、「御大尽」とよばれた大金持ちが突然死にました。葬儀行列の際、突然空が暗雲に覆われ豪雨となり、雷光が走ります。
すると、雲間から猫の目が光り、その猫は天より舞い降りて棺桶に足をかけてきます。
 和尚は、手に持った払子(ほっす)を猫にめがけて投げつけます。すると猫は尾っぽを斬られ天空へ逃げ去りました。

その二。このあたりの村に貧乏寺があり、和尚は、「トラ」という名前の老猫と暮らしていました。
しかし、このお寺はお葬式も無く、食事にも事欠く始末です。

ある時、不思議な法力を備えた力を身に付けた老猫のトラがこの和尚にある提案をします。
 「他の大きな寺での葬儀の時に、その死体を棺桶ごと奪うから「トラヤトラヤ」と唱えなさい。さすれば、棺桶を返してやるから」と和尚に語りました。

間もなくトラの提案がごとく城下の大きなお寺でお葬式があり、その最中に老猫トラがその死体の入った棺桶を奪うがごとく中高く浮き上がらせてしまいます。
大きなお寺の和尚はじめ参列者が何をしても棺桶は下りてきません。

困った村人たちはワラにすがる思いで、さきの貧乏寺の和尚を呼びに行きます。
貧乏寺の和尚は、「ははぁこれがトラの言っていたやつだな~」と早速「トラヤトラヤ」と呪文を唱えます。
すると棺桶はスルスルと地に下り、村人はこの和尚の法力に恐れ入り、以後、和尚の法力にすがりたいと参詣者が増えたということです。

その三。猫祭文語り(ねこさいもんがたり)
昔、このあたりの村では年がら年中働いて、これといった楽しみもありませんでしたが、唯一の楽しみといえば、正月休みに村にやってくる「祭文語り」でした。
祭文とは、祭りの際に、神にささげる祝詞 (のりと) を意味していましたが、中世以降、山伏修験者によって芸能の要素が強まり、三味線を伴奏に流行歌謡や浄瑠璃を取り入れた人情物(歌祭文)語る旅芸人で浪曲の源流ともいわれます。
 
何処からともなく村にやってきては一晩か二晩位、村のお宅を借りて宿として村人に祭文を聞かせていました。
「祭文語り」の時は、村人たちは夜遅くまで祭文(歌祭文)を聴いたり、時に浪花節を聴いたり、よもやま話などをして皆で楽しんだといいます。
ある年のことです。





 
ある村に「祭文語り」があるため、嫁を留守番にして家の人は皆出かけてしまいます。

嫁が一人で退屈をしていた所、飼っていた猫が起き上がり「そんなに退屈なら、オレが芝居を見せてやる。そのかわり誰にも言ってはならんぞ」というが早いか壇ノ浦の合戦を演じ始めます。

あまりに面白かったため嫁は大声で笑いながら猫の芝居を見ていました。

すると祭文語りから家族が帰ってきて、一人で思い出し笑いをしている嫁を不信に思い、夫が問い詰めると隠しきれなくなった嫁は事情を説明します。
「その猫は化け猫だ、もう飼えない」と猫を追い出そうとします。

しかし、猫は「誰にも祭文を語った話をしてはならない」という約束を破った嫁が許せず、出刃包丁を嫁に投げつけ殺してしまいます。
さらに、猫は「火車猫」という化け猫になってしまい村を荒らすようになります。

放っておけなくなった庄屋は化け猫退治にのりだし、村はずれの橋のたもとで猫は斬られました。

以来、嫁をひとりで家に置くものではないと云われています。
     
 蒼龍謹白 さすけねぇぞい三春!  拝


| ryuichi | 05:13 | comments (x) | trackback (x) | 「塵壺」 三春昭進堂 |
正しくは、第44回コンサート「サックスの調べと弦楽セレナーデ」です。
訂正とお詫び

本日発行の「塵壷」2月号告知欄のなかで、三春アンサンブル支援会のコンサート告知でタイトルが間違っていました。

正しくは、第44回コンサート「サックスの調べと弦楽セレナーデ」です。


会場14:00  開演 14:30 

実力派サックス奏者 芳賀大峰さんの演奏、そして、佐藤みかさんの歌声、三春弦楽合奏団の演奏にご期待ください。

| ryuichi | 04:31 | comments (x) | trackback (x) | 春陽郷三春 日暮硯 |