2019-07-03 Wed
『木村充揮ひとり旅 夏ツアー2019』
先ごろ8年ぶりのソロ・アルバム「THE LIVE!」を発売された憂歌団のボーカル木村充揮さんの「ひとり旅ライブ」に参戦してまいりました。
木村さんは、憂歌団のリード・ヴォーカルとしてその名を馳せ、1998年の憂歌団活動休止後はブルースの枠に留まらない自由奔放なソロ活動を精力的に展開。
"天使のダミ声"とも称されるその味わい深い歌声はまさに国宝級です。
音楽や芸術などアーティステックなものは多感な十代の頃に一番心に響くんだと思います。
高校生の時にライブアルバム「生聞59分」で憂歌団のブルースに巡り合いました。
以後ライブに行ったり、レコード・CDを聴きはじめてから早40年です。
会場となった福島市駅前にある音楽BAR時代屋 シーズンⅡさんは3・40人くらいが入れる小さなBARで木村さんの息つかいがリアルに伝わってくる距離感がたまりません。
また、会場には以前奥会津で開催されていた会津アートカレッジの吉田さんの顔も見えます。
オープニングアクトは、木村さん一押しの実力派シンガーソングライター“はせがわかおり”さんは素敵な歌を聴かせていただきました。
かおりさんは、アコースティック・ギターを抱えライブ活動をコツコツと続けて創りためていた楽曲から13曲を集めた2ndアルバム「COLOR」発売されています。
いよいよ木村さんのライブです。私は最前列を陣取り、木村さんの詠う姿はもちろん、ギターを爪弾く左手や右手、焼酎の水割りを飲む、タバコを燻らす、観客との掛け合い等々空気感も含めて食い入る様に見居ていました。
知らないうちに掛け声や合いの手を入れている自分が居ました。
目の前に木村充揮が居る〜 天使のダミ声で詠ってる!あっという間の2時間です。
歌は選曲・アドリブ・歌はもちろんですが、MC、ギターのイントロ遊び、飲酒・喫煙~全てが木村さんのライブで、最高のライブパフォーマンスを披露していただきました。
打ち上げのお誘いを受けまして臨場させていただいたんですが、旧知の吉田さんの粋な計らいで木村さんの隣に座らせていただきました。
感動もんです。
まだ木村秀勝のころから40年来あこがれていた方が、隣に座っているんです。
隣で酒を呑んでる〜
目の前で語りかけてくれている〜
鳥肌もんです〜〜
「あくまで自然体、日本語で言えばブルースって何? 言うたら、歌、生活や。洒落の効いた生き方そのものがライブや〜」という充揮さん。
それから約3時間真横で様々な話を伺うことができました。
「歌うことは饅頭作りと一緒や〜 心を込めて一個づつ作るのと同じやで〜 魂込めて作り出すんや〜」
「酒とかを呑みながらライヴをやるほうも見るほうも、お互いが呑みたいもん呑んで、食べたいもん食べながらがええんちゃう?タバコを吸いたい人は吸うて、ホンマそんなもんやとちゃいます?そのためにも、もっと自分が好きに楽しみたいですワ」
なんでも、自分のペースで行かなぁアカン~ 」
「みんなが好きなように楽しんでるのが一番嬉しいなぁ思うてますわぁ~」
「自分が唄って嬉しうて、それを人が楽しんでくれるんやから有り難いですよ」
木村さんのお話を目の前で拝聴していますと、全てが自然体でありのままを受け入れている禅僧のような清々しさを覚えていました。
禅の心をあらわした言葉に「心は鏡のごとく」があります。鏡は、美しいもの、汚いものも、別れや出会い等、すべてをそのままの姿で映します。
木村さんの生き方そのものが、鏡のようであり、「ありのままを受け入れていることも、各々の心のもちよう、そして心のありようです」と教えていただきました。
憧れの木村さんと一緒に酒が呑めたということで舞い上がっていた自分もあり、酒を呑みすぎた自分もあり、すっかり浮かれている自分がいました。
何物にも代えることの出来ない、満ち足りた一番有意義な“しあわせ”な時でした~
Jimmy Page、矢沢永吉さん、そして木村充揮さん、この三人とこの世で同時代に生きて、そのパフォーマンスに触れあえたことに感謝したいと思います。
木村さん、そして、はせがわかおりさん素晴らしい時間をありがとうございました。
そして、吉田様、八尾様、お世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
蒼龍謹白 さすけねぇぞい三春! 拝
『木村充揮ひとり旅 夏ツアー2019』ツアー最終日となります。
2019/7/22(月)時間:開場18:30 / 開演19:00
料金:前売¥5000 / 当日¥5500 ※ドリンク代別
お問い合わせ:クイーン 0246-21-4128
会場: いわき市平 QUEEN Presents まちポレいわき2F
| ryuichi | 05:12 | comments (x) | trackback (x) | 🌸物見遊山諸国見聞録::エンターテイメント |
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