2019-11-06 Wed
柴原館(城)趾
下記は、昭和30年代初頭の三春広報からの抜粋です。
三春ダムの出来る以前の表記となっております。
三春城下新町から込木を通って蛇石に出る県道が、柴原に入って大滝根川にかかった橋を渡る。
その右手に、よく見れば、何か由緒のある処かと思われる、小さな丘がある。
それが柴原城の跡である。
天文、永禄といえば、室町時代の末期で、戦国の乱世、約400年の昔である。
三春城が出来て間もない田村義顕の時、防備を固め勢威を張るため、領内各地に40余の城砦をきずいて、諸将を配置した。
後の田村四十八館と呼ばれていた要塞陣です。
柴原城もその一つらしい。
城将は、橋本助右衛門、禄高450石。
館(城)は、三春札所から1里、根まわり170間、高さ20間、
本丸は南北28間、横18間。
この橋本氏は、下枝城の橋本刑部の一族と伝えられているが、記録が少く、地方の人にも余り知られていないようだ。
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| ryuichi | 04:57 | comments (x) | trackback (x) | 🌸旧中郷村::柴原・滝・根本 |
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