2020-05-01 Fri
塵壺346号 令和2年5月1日発行
「新型コロナウイルス感染拡大終息祈願」太元帥明王・笠石八幡・牛頭天王
全国都道府県にも「非常事態宣言」が出され、「外出自粛」不必要な外出を避けるよう国からの呼びかけがあり、そんな閉塞感が溢れる昨今ですが、美味しい和菓子を食べて少しでも癒されて頂ければと思い営業しております。
当店では、お客様および従業員の健康と安全を守り、新型コロナウイルスによる感染拡大防止するため、店頭における従業員のマスク着用と店内の接客前後のアルコール消毒を実施、お客様用のアルコール消毒液をご用意しております。
さらに、入口の扉を開放して換気及び扉開閉に関係なく店内には次亜塩素酸ナトリウム水入りの噴霧器にて店内空間の除菌を行っております。
目に見えないウイルス。
毎日、不安が募りますが、手洗いやうがいや「3密」を避けるなど、正確な情報を基に冷静な対応こそが一番の対策と考えます。
そうした中、三春で国難撲滅・疫病退散にご利益がある神様はと考えておりましたらお膝元の城下新町に旧三春藩領内総鎮守である太元帥明王、現・田村大元神社(祭神・国常立命)が鎮座されておりました。
三春太元帥明王は、戦国大名田村大膳大夫義顕公が三春築城の際、守山字山中(郡山市田村町)から三春城東館下に移して三春領内の総鎮守としたもので、以後入封の歴代城主に引き継がれ、秋田藩政では真照寺住職を別当として三春藩内総鎮守太元帥明王社として領民より崇拝を集めています。
御祭神の太元帥明王は、「国難」から国土を護り、外敵や悪霊の降伏に絶大な功徳を発揮すると言われ、その国難退散の祈願として宮中では古くから太元帥明王の秘法(太元帥法)が盛んに厳修されてきました。
「将門の乱」や「元寇」の時にこの秘法が行われ国難を撃退したと伝わっています。
この三春太元帥明王社(泰平寺・学頭坊)では、戦国時代に周囲から田村領は狙われ戦乱に明け暮れた四面楚歌の中で、伊達政宗以下伊達家重臣同席して田村家当主以下重臣一同に会して宴席を設けて伊達・田村家の安泰祈願をしています。
神仏離反後の御祭神「国常立尊」は、国土の永遠の安定を祝福する意が込められた神名であり、国家・人民が永久に存在することを表しています。
根本の笠石八幡には、八幡太郎源義家が安倍一族討伐の折に、根本村を通りかかったところ麻疹が大流行で村人たちは大変困っていた。
これを聞いた義家は、「麻疹の悪魔を征伐してやる」と、今の笠石八幡の場所より南西の天目がけて馬上より鋼弓に一矢をつがえて射放したところ、麻疹の悪魔もその威勢に恐れて退散したのか重い麻疹も急に快復したという伝説が残ります。
そして城下荒町にある八雲神社は「病魔・疫病撃退」の神様で、旧神号牛頭天王です。
田村義顕公の頃、領内に疫病が流行し領民の病甚だしい状況が続き、義顕公は、修験者を京都祇園社に詣でしめ、三週間祈願させます。すると、霊験著しく領内の疫病直ちに鎮静化されたと伝えられています。
その京都祇園社より城下の天王山に勧請し、修験・普明院(現存せず)が別当として社務を掌り城下町として栄えていた三春に疫病の侵入防御の祈願していました。
医療技術、衛生管理が乏しい時代に疾病を防ぐ強い力を持つ牛頭天王に対する信仰はかなり大きかったと思われます。これらの神様に国難ともいうべき新型コロナウイルスの終息を祈願してきたところです。
外出自粛の中で心身ともに運動不足になりがちです。
地元の寺社に散歩を兼ねて、コロナ終息を祈願に参詣はいかがでしょうか?
村へ疫病が侵入するのを防ぐ道祖神、そして先祖供養のお墓参りもいいでしょう~
草むしりやごみ拾いなどをしますと心がすっきりして免疫力も上がるはずです!
もちろん、三密は避けてマスク着用で~。
そして、美味しいお菓子で心にゆとりと癒し栄養と笑顔で免疫力アップして、感染せずに終息するまで健やかに元気に乗り切りましょう!
新型コロナ対策の最前線で闘う、現代の牛頭天王・薬師如来ともいうべき医療従事者及び関係各位の皆様には心よりエールを送りたいと思います。
蒼龍謹白 さすけねぇぞい三春! 拝
尚、店内には悪魔祓い・災い撃退を祈願して、岩見神楽演目「鍾馗」の面を配し、先の大戦で防空任務を担った陸軍航空隊の「鍾馗」も配してみました。
店頭には端午の節句五月旗です。
蒼龍謹白 さすけねぇぞい三春! 拝
| ryuichi | 04:30 | comments (x) | trackback (x) | 🌸「塵壺」 三春昭進堂 |
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