2021-10-06 Wed
河野廣中、明治35年の衆議院選挙当選御礼の手紙です。
あて名は、鷹巣村旧名主だった橋本氏となっています。
粛啓 時下益御清穆慶賀之至ニ奉
存候 陳者今回之衆議院議員総選
挙二(罷)而者萬般御高配越辱
ふし、御尽力之結果 多数之得票
を以当選之栄を荷へ候段 深く奉
鳴謝候 右御禮申述度如斯 ニ御坐
候 敬具
三十五年八月(明治)
河野広中
橋本忠吉様
訳責 渡邉 日向
こちらは、河野廣中書「魔訶般若心経」の写経です。
天澤寺の本堂に掲げてあります。
面白いのは、当時城下大町にあった山中ホテルの社長が河野廣中さんの祐筆だったらしく、書の上手いのは全てこの山中さんの代筆だそうです。
何せ河野は寺子屋をクビになってる悪ガキでしたので読み書きはからっきしだったと言う逸話が残っています。
尚、晩年は禅宗に帰依し、晩年の実筆揮毫のほとんどが、禅宗の和尚さんの書らしく記されています。
三春城下真照寺参道 おたりまんじゅう 三春昭進堂
| ryuichi | 04:16 | comments (x) | trackback (x) | 🌸旧中妻村::鷹巣組頭橋本家文書 |
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