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塵壺364号 KFB福島放送「シェア」“ふるさとレポーター”田村大元神社 R3.11.19発行



KFB福島放送「シェア」“ふるさとレポーター”田村大元神社

私事ですが、この度KFB福島放送「シェア」番組内の地元の自慢やホットな話題を紹介する「ふるさとシェア!」で、ふるさとレポーターとして三春町を担当することになりました。放送時間は約2分強、頻度は月一回程度です。




  

このお話をいただいたときに真っ先に頭に浮かんだのが、子供の頃より祭礼や初詣、そして遊び場として慣れ親しんだ「田村大元神社」でした。

今回は先に放送されました内容をカットされた内容も含めて改めて紹介させていただきます。


田村大元神社は戦国時代の三春城主田村義顕公が三春城内三ノ丸となるこの場所に、旧三春藩領内総鎮守として「大元帥明王社」を郡山市の守山より移してきたのが始まりです。以来、時代と共に歴代殿様は変わりますが明治維新を迎える秋田氏まで続きます。






明治維新以降は「田村大元神社」となっていますが、今でも城下では「明王さま」(訛ってミオさま)と呼んで親しまれています。
伊達政宗も来たことがある・・・伊達政宗公の奥さま「愛姫」が、田村の三代の田村清顕公の娘という縁でこの大元帥明王を三春滞在の際に宿泊所としていました。

また、田村清顕公が宴席を設け、娘婿である伊達政宗以下、伊達成実や片倉小十郎などの伊達の重臣一同、そして、田村家からも当時100歳にもなるだろう田村家軍師田村月斎や、橋本刑部顕徳など田村家の重臣達が一堂に会して「杯」を酌み交わし、伊達・田村両家の戦種祈願や、安泰を願ったことでしょう。


現在、社殿そのものは新しくなっていますが、私も、祭礼や初詣などで拝殿に上がり御神酒を頂戴するたびに、目の前に広がるこの光景は、伊達政宗が、そして、歴代の三春城主が見た同じ光景・風景が広がっているのかなあと、歴史のロマンを感じ殿様気分を味わっています。





江戸時代の祭礼は、旧暦の6月15日、別当職城下新町の真照寺住職の監督指揮により三春藩明王奉行の下で三日三晩行われていました。

その際は近隣より大勢の祭り見物のお客さんが三春城下を訪れ、その監視と整理のために櫓を立て役人が寝ずの番をしたと言いますから、大変な賑わいだったと伝わっています。       


現在では新町鎮守「田村大元神社」として「海の日」付近に、宮司以下・神職、神社総代・別火講中等などの方々によって挙行され、祭典掛、御神輿町内渡御、長獅子舞、三匹獅子舞の奉納、さらには神旗持ちや神楽楽人の楽器持ちの子供たちやPTAの子供神輿や燈籠持ちも一緒に参加しています。


夕刻、祭終盤の「還御(かんぎょ)」の頃になれば、上は80代から下は小学生まで連帯感と親密度が深まり、世代も住む環境もまったく違う氏子というだけの様々な人々の人間関係が出来上がっています。

子供の成長には、親の庇護を離れ“世間の荒波”と云えば大袈裟ですが、そこで感じたものが、子供たちの今後の人生にどれだけ役に立つか計り知れませんよね。







そして、もう一つこの神社で紹介したいのはこの随神門(仁王門)に納まる「金剛力士像」、いわゆる「仁王さま」二体です。神社に金剛力士像?仁王様?仁王門と不思議に思う方もいるかと思います。

明治維新まで神仏習合の中で、明治を迎える前年となる慶応三年、仁王門が造られた際に守護神としてこの仁王さまも製作されこの門に安置されたという経緯があります。

明治維新後には仏教色の濃い「金剛力士仁王様」の二尊は、神社にはふさわしくないということで真照寺の軒下に仮安置されてきましたが、戦後になって戻され現在の姿になっています。

金剛力士像と云えば東大寺仁王像に見るような筋肉隆々、胸を反らして悪を威圧する姿を想像しますが、この仁王様を見るとお相撲さんのように全体的にふくよかで、少し前かがみの姿勢はどこか愛くるしいお姿をされており、まるで御利益を求めて参詣された方々に“何か優しく諭している“ようにも見えます。


 歴史と文化の宝庫である小さな城下町三春には、桜の時期以外にも沢山の魅力があります。


三春城下へのお越しをお待ちしています。

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   蒼龍謹白 さすけねぇぞい三春! 拝



| ryuichi | 04:06 | comments (x) | trackback (x) | 「塵壺」 三春昭進堂 |