2025-01-10 Fri
2025.正月 「お陰参り」伊勢神宮初詣と秋田城介安倍實季入道墓参
還暦のこの一年を、無病息災に過ごせたという御礼の意を込めて、伊勢の神宮へ初詣「御礼参り」に愛妻を伴って初詣に行ってきました。
かつて、作家の司馬遼太郎氏が“伊勢参り”を「暑さも、蝉の声も、手を洗う五十鈴川に泳ぐ小魚も、そして飛ぶ鳥さえもご利益があるような心持にあり、本日この時に一緒に参拝されている参詣者の方々にもご縁を感じる」と称していたように、私も参詣の度にお伊勢さんの神威を感じます。
今回は石破茂総理大臣の伊勢路宮参拝と同じ日程でしたので、警備の関係からの各種制限を考慮して、ご祈祷は内宮さんに於いて御神楽御祈祷を受けました。
御祈祷の祝詞の中でお一人お一人の住所と名前が呼ばれ、自分の番になり“福島県田村郡三春町新町~にて三春昭進堂を営む髙橋龍一”と呼ばれますと畏敬の念に駆られ“ありがたい、日本に生まれてよかった”と只々ありがたく、お陰様でと感謝の念が込み上げてまいりました。
参詣が少しずれれば規制が入りこの状況でした。
外宮さんにも詣でます。
参詣後は、お祓い町にて妻と直会です。
伊勢の美味しい食べ物やお酒を堪能しました。
そして、外せないのが参道脇にひっそりと佇む「焼きかき」の屋台
震災前ですからもう十年以上前から神宮参拝の折には寄らせていただいています。
「毎度どうも~、三春から遠路遥々ご苦労さんです」と声をかけられる常連?となりました。
伊勢志摩名物の生きた牡蠣やサザエ、巨大あさり、イカなどを水槽から取り出して目の前で捌いて供してくれます。
コレがまた絶品😋
どうにもこの雰囲気が好きで有名寺社仏閣の付近では必ず探してみます。
そして、宿泊は神宮会館です。
夫婦水入らずの直会です。
そして翌朝は早朝参拝
毎回、それぞれの担当者の観点からのお話で、それぞれのアプローチが面白く毎回勉強になります
伊勢神宮参拝に先立って、まずは・・・
お伊勢さんへお参りと云ったら三春人には外せない場所があります
神宮から車で10分、伊勢神宮神田近くの朝熊(あさま)にある三春初代藩主秋田河内守俊季公の実父である秋田城介・安東秋田實季公(あんどうあきたさねすえ)(通称下国
安東太郎)が幽閉された草庵跡と墓所がある「石城山永松寺」へ参拝です。
實季公は、約30年永松寺草庵にて蟄居生活を送り当時としては長命の85歳で生涯を閉じ、愛娘と妻が眠る墓所に埋葬されています。
その墓石には戒名「高乾院殿前侍従隆巌梁空大居士」そして、秋田城之介という官位銘と安倍實季入道の法名が刻まれています。
幽閉されたとはいえ朝熊での實季公は、歌道・文筆・茶道にも優れた教養人で「凍蚓(とういん)」“凍えるミミズ”という自嘲めいた雅号を号し優れた和歌や文筆を残しています。
「我が庵は 道みえぬまで 茂りぬる すすきの絲の 心ぼそしや」 凍蚓
尚、永松寺様(百合齊道住職伊勢市朝熊町1212)では、本堂の落慶は令6年の予定です。
翌日は、先の中田町郷土歴史研究会の歴史講の際に、中田町下枝鎮守「菅布禰神社」の由来書にあった同社の御祭神「猿田彦命」の総本社鈴鹿の椿大神社へご挨拶を兼ねて参りました。
椿大神社は、経営の神様松下幸之助さんも信仰した“お導きの神様”です。
広大な境内には松下幸之助氏が寄贈した茶室もあり、夫婦でお茶をいただいてきました。
また、夫婦円満の神様としても信仰があり結婚式場ができる宿泊所「椿会館」もあります。
今回は、京都と嵐山に二日目の宿をとりました。
三春藩主菩提寺高乾院前住職、一周忌を迎える義兄の故岡祖伸和尚への遺徳を忍んで、和尚の修行された天龍寺僧堂への参拝です。
僧堂での座禅はかないませんでしたが、祖伸和尚を忍んで庭園を見ながら、しばし坐ってみました。
また、天龍寺は、南朝の初代天皇である後醍醐天皇を弔うために建立された禅寺です。
御春輩が後に加勢した南朝方北畠顕信や守永親王とのご縁もあります。
三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:56 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春昭進堂菓匠蒼龍 ::三春昭進堂髙橋 |
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