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三春物語119番 「寺山観音堂のツブ」


  「寺山観音堂のツブ」



上舞木寺山の観音堂の境内に不動尊が祀られています。
このお不動様は目の神様と言われ、古より目を患っている人々が参詣に訪れていました。境内には、田村三十三清水にかぞえられる観音清水があります。とても澄み切った清水でこの水で目を洗えば、その患いが早く直るというもので、お参りの人が絶えなかったといいます。




 この清水が注ぐ棚池には、ツブ(タニシ)がおおく生息していますが、他のツブとは少し形が違います。どちらから見ても、タニシ特有の尖っている部分が無ありません。
これは、その昔、近くに火事があったとき、池のツブが観音堂の屋根一杯に上がってこのお堂に降りかかる火の粉から護り、観音堂は類焼を免れました。このとき屋根一杯のツブたちは尖ってる部分が焼けて三角形になったと云われ、それ以後、尖っている普通のツブを池へ放しても、いつしか三角に変わり、「観音様のツブ」と呼ばれるようになったと云う言い伝えが残っています。



現代は、世の中の仕組みや価値観も、新しいものへと転換して行く激動の時代です。
 そんな時代の激流の中で、自分を見失う事なく生き、なおかつ夢を叶えるのは、とても大変な事です。 多くの人々が何か、自分を見失わないでいられる心の拠り所と、夢を実現させる力強いバックアップが欲しいと思っているのではないでしょうか。
 その両方の目的を同時に果たし、しかもそのパワーは史上最大級と言えるのが“観音菩薩”です。 観音菩薩は“慈悲”に溢れた菩薩で、数ある仏尊の中で最も広く親しまれて信仰されて来ました。
 



それは、功徳と守護力を示してきた、強力な現世利益的性質によります。観音菩薩は、あらゆる悩みや苦しみを、その名を称えるだけで無条件で迅速に救ってくれる万能の救済者であると説かれており、実際に観音菩薩の功徳で救われた実例が数え切れないぐらい存在するのです。 また、観音菩薩には、様々な姿に変身して私達衆生を救うという性質もあります。そのため、歴史上に多種多様な変化観音が造り出される事になりました。
 



そういう衆生のニーズに対応できる柔軟さも、観音菩薩が広く親しまれた理由の一つなのでしょう。
 

かつて、寺山観音の祭礼には、近所の子供たちが棚池払いと称し「願掛けの為に棚池に反しに米を包みお供えしたものを拾い、お宿のお宅に持参しご飯や、お菓子などを頂くのが楽しみだったと聞き及びましたが、その子供らが今では消防団の一員として、寺山観音のツブに成り代わり寺山地区、上舞木はもちろん三春全域を守っています。
     

蒼龍謹白            合掌


オブスナさま



| ryuichi | 17:01 | comments (0) | trackback (x) | 旧岩江村::上舞木 |
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