2010-11-27 Sat
三春城下清水にある、曹洞宗万年山天澤寺の錦秋です。
町内には数多くの寺院や神社があり、それぞれが歴史的な遺産を守り伝えています。
静けさと歴史の重みをたたえたこれらの寺社は、人々の信仰を集める祭祀の場であるとともに、歴史的な建物,地域に根ざした文化活動自体が独自の価値を持つだけでなく,郷土への誇りや愛着を深め,古来より住民共通のよりどころ、そして地域のコミュニティの場として機能してきました。
地域文化とは,人間の自然とのかかわりや風土の中で生まれ,育ち,身に付けていく立ち居振る舞いや,衣食住をはじめとする暮らし,生活様式,価値観など,およそ人間と人間の生活にかかわる総体を意味するのではないかと考えます。
一方,文化を「人間が理想を実現していくための精神活動及びその成果」という視点でとらえると,文化の中核を成す芸術,メディア芸術,伝統芸能,芸能,生活文化,国民娯楽,出版物,文化財などを示す文化芸術の意義については,人間が人間らしく生きるための糧となるものであり,人間相互の連帯感を生み出し,共に生きる社会の基盤を形成するものであるといえます。
地方地域のこのような文化芸術は,すべての国民が真にゆとりと潤いの実感できる心豊かな生活を実現していく上で不可欠なものであり,国民全体の社会的財産だとおもいます。
これらは、歴史を背景に、生活との関わりの中で生み出され、現在まで守り伝えられてきた町民の財産です。
寺社仏閣の修復、周辺の歴史的街並みや、地域の特色ある文化を活かした継承・活用を考えることも大切です。
また、子どもや青少年が、我が国の伝統と文化に対する関心や理解を深め、尊重する姿勢を育むことは、豊かな人間性や国際社会に生きる日本人としての意識を醸成する上で、重要なことです。
| ryuichi | 04:33 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春城下新町::萬年山天澤寺 |
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