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三春物語672番「雛祭り・ひとがた」
雛祭の起源は平安時代中期頃にさかのぼると伝わっています。
 日本では、古くから春の農耕時期を前に、物忌みをし、水で身を清めて穢れを祓う禊が行なわれていました。
 中国から形代による呪法が入り、人形(ひとがた:紙・布・木などで人の形を模した呪具)や形代(かたしろ)を作り、身体をさすって身の穢れや病を移してお酒や供物を添えて流し、無病息災・豊作を願う祓いの行事をしていたのです。
今でも祭り終わったのち雛人形を川に流す流し雛の風習が各地にあり、穢れを祓う心を伝えるものと考えられています。
 平安時代の人々は身体の中に人の形をした悪い虫が潜んでいると信じられていました。
その虫は悪事に執着したり、寿命を減らしたりするものなので、退治をしなくてはなりません。その悪い虫を取り除くために、身代わりとして作った人形で身体をなで、穢れを移して、三月最初の巳の日に川に渡すという場面が記雛人形の原型として、禊ぎ・祓えに関する人形・形代の信仰がひろがりました。
これは、身体の穢れや災いを、身代わりの人型に移した上で川に流すなどして外界へと追放していました。
現在も残る流し雛の源流は、この祓えの習俗だと言われています。



| ryuichi | 05:51 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春ノ信仰1 |