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三春物語703番養蚕伝承「一人の娘と馬」
かつて、三春の里山、養蚕地帯では、初午に「蚕(かいこ)の神様」の祭りが行われていました。
 養蚕の始まりには「一人の娘と馬」の昔話として、田村・三春地方に伝わっています。
 おじいさんとおばあさんと娘が一頭の馬を飼っていました。
 娘は馬を大変かわいがり、年ごろになると馬と夫婦になってしまいました。
それを知ったおじいさんは怒って馬を殺し桑の木につるして皮をはいでしまいました。ところが、馬の皮は娘のところへ飛んできて娘をさらって天に昇っていきました。
 娘はおじいさんの夢に現れ、土間の臼の中に馬の形をした虫がいるから桑の葉を食わせ、虫の作った「まゆ」から絹糸をつむいでそれを売って暮らしてくださいと告げ、養蚕が始まったということです。
 蚕は馬によって生まれたとされ、初午の日に蚕神が祭られる事となったようです。
 日本では、蚕の守り神が「オシラ様」で、「お白祭文」を唱えて祭られます。


白岩高屋敷稲荷神社

旧暦の二月最初の午(うま)の日(2012年は2月27日)。

全国で稲荷社の本社である京都の伏見稲荷神社の神が降りた日が和銅4年のこの日であったとされ、全国で稲荷社を祀るようになりました。

初午は、その年の豊作祈願が原型で、それに稲荷信仰が結びついたものである。4月初めの巳の日の菜の花祭りの夜と初午のいづれかに雨が降らないと火に祟られるとか、初午の早い年は火事が多いとかいう俗信もある。

また、立春を迎える2月の最初の午の日は、一年のうちで最も運気の高まる日とされています。
「午(うま)」は方位の南を示し、時間は正午を表わします。
この時間は太陽が最も高く上がり、一日のうちで陽光の力が最も強まる時といわれています。

| ryuichi | 06:41 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春怪奇伝説 |