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三春物語728番「三春城下の水神信仰」
水神信仰 


(新町末化粧坂井戸)

三春城下では、井戸や引水などの水辺にひっそりと佇む水神さまが祀られた丈六焼きの小さな社が見受けられます。
山間の城下町の三春の郷では、水は大切な資源でした。
そのため、人々は水神さまを水を恵む神として信仰するとともに、水害から守ってくれる神としても信仰してきました。



水は今の私たちにとっても大切な資源ですが、かつて水田耕作を行っていた人々にとって、田を潤し生活を支えるという意味で、水は重要な恵みでした。その一方で、大雨が降り洪水となれば、田も家も流され生活ができなくなります。

さらには、人間の生命の根元であり,汚物や穢れを払い清めてくれる存在ですが,その一方で一度大洪水が起きるとすべてのものが破壊尽くされてしまうように,人間にとっては恵を与えてくれる存在であると同時に恐ろしい存在でもあります。

こうした水のもつ2つの側面は信仰や儀礼のなかにも反映されており,湧水・井戸・用水路などには井戸神・水神・弁天など水を統御する神が祀られています。



また、雨と水を司る神である龍神は、主に海の神として漁師に信仰された神です。
龍とは古代中国における霊獣で、日本の龍神信仰も中国の影響を受けていると考えられています。



| ryuichi | 05:11 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春ノ信仰1 |