日本一やさしい裏見の滝「月待の滝」滝見茶屋“もみじ苑”

以前よりお客様より案内いただいていた茨城県大子町にある月待ちの滝“もみじ苑”にそばを食べに行ってきました。




日本一やさしい裏見の滝と枕詞の付いた「月待の滝」は、近くにある“袋田の滝”の迫力とは一味もふた味も違い本当にやさしい滝で、滝の裏側に入ればマイナスイオンがこれでもか～と云わんばかりに降り注ぎ体の真から癒されます。



案内板によれば、
「月待の滝は、久慈川の支流がつくり出す滝で、その規模は落差約15メートル、幅10メートルと決して大きなものではありませんが、二筋に分かれて落下するさまが美しく、水に濡れずに滝の裏側をくぐることができる珍しいものです。
また、地元の女性たちが二十三夜の月の出を待って安産を祈願したところから、命名されたといわれています。」と記されていました。



その風情ある滝を目の前に、手打ちそばが堪能できる店が「月待の滝もみじ苑」です。

店内には、様々なパンフレト（チラシ）があって　ご主人が日本全国の蕎麦屋さんを行脚したことや、蕎麦打ち名人高橋氏に師事したことなどが書いてありました。




店主自慢の蕎麦は、もちろん“常陸秋そば”なんだろうと思いますが、思った以上に秀逸で、腰も良く香りも強め、味も素晴らしく美味しい蕎麦です。

さらには、そば汁が最高です！
小口の蕎麦を手繰って、勢いよくすすりこむ時の味加減が最高です。


月待の滝は、もみじ苑の店内から真正面にあり、手滝に面したテラス席や滝側の席に座ると、月待の滝のがよく見え、店内中にマイナスイオンが充満しています。

帰りの心配さえなければ、この時期ですと冷酒をチビリチビリと焼蕎麦味噌を当てにして手酌酒と決め込んで、滝を観ながら、滝の音や蜩の声を聴いて、一日中入れそうです。
蕎麦屋のセオリーを無視してでも居たくなるような素晴らしロケーションと蕎麦です。



同席した赤ちゃん連れの若いお母さんたちによれば、子供が笑いながら寝てしまうとの事・・・それだけ気持ち良いということなんでしょうね。

しかし、お邪魔したのが１１時頃でしたが、真夏に滝の癒しと涼しさを求めてお客様が来るわ来るわ！

見ていても気持ちがいいです。



店内からの子の風情を観れば、其れも納得のはずです。

蕎麦の味と云い、そのロケーションと云い最高の隠れ家を見つけた気分です。



水車石挽　そばと珈琲
　「月待の滝　もみじ苑」

茨城県久慈郡
大子町川山嵯峨草　月待の滝
0295-72-3993
10:30～19:00
水曜定休
（5,6,7,8,11月は無休）

尚、この瀧がパワースポットとして注目を集めています。
何と、滝を写真で写すと光も輪が写りこんでくるそうです。

お試しください。


三春昭進堂　髙橋龍一