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三春物語947番「真照寺山門カフェ開店!」~三春藩所庭園の平成大作庭


真夏のこの時期。
お盆を控えた真照寺の山門に、庭の手入れや草刈りの職人さん方の為に休憩スポットを設えます。




画像では朝日が当たって暑そうですが、午前十時以降は日影となり、午後には完全に裏山が西日を遮り、心地よい風が吹き込む絶好の休憩スポットとなります。
参拝の方々も、山門や本堂が提供してしてくれる、日陰で、一刻の休息に如何でしょうか?

まるで、仏さまのたもとで夏の太陽を遮っていただいているような心地よさを感じられることでしょう・・・





先日も、磐梯造園さんが山内の庭園の庭木の手入れをされていました。

いつみても見事な作庭です。

平安の頃から、作庭の基礎はすでに確立されていたと言われています。

古の貴族や大名たちは、自分たちの生活する住居の前に、大自然をお手本にした庭を築きこころの安らぎを求めてきました。

その時代から、庭師の知恵や技が代々受け継がれ、現在の庭づくりにも活かされているんでしょうね。



来年には、真照寺住職の長年の悲願であった、「三春藩主好方丈庭園の池」の整備に取り掛かるそうです。

江戸期の秋田藩政下では、藩によって維持管理が施され、その中心となる池には水神である弁財天を安置していた島が浮かぶ、由緒ある三春藩主秋田家の庭園です。

住職や檀家さんは、長年其の整備を夢見て来たそうです。

都市化が進む昨今の社会情勢の中で、三春でも隣に郡山市を控え、道路や鉄道と云った交通網の発達が進んでおりとは言え、人口流出、空家、高齢化等々が進んでいる現状御有ります。

また、若者の自分の住んでいる地域と云う枠からの帰属意識やお寺や神社と云う宗教に対する意識の希薄の拡大が顕著にみられています。

そのような状況下で、三春の寺社寺院も今様々な事業を行わなければ、もう出来なくなることも危惧され始めています。





今回、ご縁があり日頃からの磐梯造園さんの仕事ぶりを見て、作庭を依頼すべく檀家さん方々と協議を重ね、ゴーサインが出たということでした。

今回の作庭は、磐梯造園渡部社長は、この池の整備と云うよりは、新たな作庭に臨んでいただけます。

”猪苗代は小水沢の親方(こみっつぁわのかっつぁ)”こと、磐梯造園の渡部社長は、男気を見せてくれています。




「住職や檀家さんの熱い想い、そして弟子である息子さん夫婦や、当家の義妹の勉強の為、さらには昭進堂さんの心のよりどころの場所となれば、損得は関係なしにやんなんねぇばい・・・」と、池の護岸用の石材は、全て手持ちの私財の無償提供です。

構想では、萱や蓮が生い茂り、落ち葉や土砂で埋まりつつある池。
長年手入れをしていない池を三分の一ほどの「心字の池」に作り替え、滝を設えるそうです。


今年平成27年夏、真照寺の団扇

日頃よろ小水沢の親方は、「庭造りは、10年後、20年後、もしくは100年、その先も・・・・と云った形の将来・未来を見据えて仕事をしています。
これは人・弟子を育てるのと同じです。
育てた弟子がまたその下の弟子を育て、庭師と云う家業がずっと続いている要領です。
お寺、それも由緒ある三春藩主祈願所の作庭と云うのは、滅多にできることではありません。
奴ら(息子さん夫婦や、瞳)の為にも良い経験・勉強になるでしょう・・・・」

と、磐梯山のような大きな懐で語ってくれました。

本当に、ありがとうございます。

工事は、来年の五月以降からになるそうですが、三春藩主庭園の復活が楽しみです。



親方の仕事ぶりを見ていますと、庭がきれいになると同時に、見る側の心もキレイニなって行くような気がいたします。
この場所に車での様々なしがらみにとらわれない禅的な生き方が消えてくるようです。

薬師寺の宮大工西岡棟梁は、「道は違っても、あんたは私の弟子です。あんたと私は、薬師寺という仲人に よって結ばれています」と仏縁を語っっていたと云われています。

わたしは、小水沢の親方様の仕事ぶりや生き方を見ていますと、正にこの言葉がいつも心に残ります。

高乾院もそうですが、真照寺の枝垂れ桜蒼龍の養生から始まった真照寺の作庭や、家内が習うお茶先生宅や里の庭など手入れをしていただいています。
このご縁と云うのは、息子さん夫婦の仲を取り持った瞳ちゃんと云う存在があります。




そして、私と瞳ちゃんを結びつけた天狗谷の悟と云う長男から、その兄弟、母である和子さん、そしてその兄弟。さらには故古川吾郎さん夫婦、といった因縁によって結ばれています。この因縁と云うのは言葉で拝表せないほどの厚みと重みがあるんだろうと思います。




やはり、仏さまの仲人による御縁ということなのでしょう・・・

正に、その仲人、仏縁を教えてくれるのが、小水沢の親方様です。

ありがといございます。

そして、今後ともよろしくお願い申し上げます。




願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、
我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを。

十方三世一切仏 諸尊菩薩摩摩訶薩 摩訶般波羅蜜



三春昭進堂 髙橋龍一




| ryuichi | 05:20 | comments (x) | trackback (x) | 猪苗代磐梯造園 親方の教え |