2016-03-01 Tue
先日、お客様から小野町の小泉合資会社さんの純米吟醸「小野城 梅雪」を頂きました。
梅雪?
小野城?
そうです。
戦国期の三春城主田村義顕の次男の名前です。
ちゃんと説明書きも入っていました。
小野城主 田村右馬頭顕基入道梅雪斎
田村梅雪斎は、伊達政宗の妻愛姫(めごひめ)の大叔父にあたる戦国田村氏の重臣です。
戦国大名三春初代城主田村義顕の三男で、父義顕の死後は兄の三春城主隆顕、そして甥の田村清顕に仕えます。
天正十四年(1586)十月九日、田村清顕が、嫡子のないまま卒すると、伊達氏を頼ろうとする家臣と相馬氏を頼ろうとする家臣の間で抗争となった所謂「三春天正騒動」
この時、相馬派家臣筆頭の田村右馬頭顕基入道梅雪斎、田村右衛門大夫清康を中心とする相馬派家臣が三春城を出て田村右馬頭清通の小野城(田村郡小野町)に入城します。
梅雪斎顕盛は、相馬義胤や田村家重臣・郡司敏良らと共謀して、伊達政宗に与する叔父の田村顕頼(月斎)や橋本刑部顕徳と戦います。
しかし、伊達政宗を後ろ盾にする月斎が優勢で、天正17年(1589年)に降伏したとされています。
今宵は、戦国大名田村家に思いを巡らし、焼き梅で一献!
三春昭進堂 菓匠蒼龍 髙橋龍一
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