2016-08-07 Sun
「駒のいななき」別冊 わたなべ駒之助
三春担ぎ橋。
わたや呉服店大旦那さんの渡辺和明さん(有限会社わたや呉服店会長)は、ペン・ネーム(雅号)「わたなべ駒之助」として随筆や現代川柳を執筆しています。
先ほど、この8月吉日発刊の「駒のいななき」別冊28を頂戴いたしました。
早速、頂いた別冊「駒のいななき」を読んで、暑中見舞いがてら御機嫌を伺いにお邪魔しました。
以前、平成24年5月29日の「呉服の日」発刊された現代川柳の句集「駒のいななき」は、長きにわたる公職引退を記念して造られた句集で、公職のこと、奥様はじめ家族のこと、三春のこと、わたや呉服店・商売のことそして世間のことなど現代川柳集としてまとめられていました。
今回の別冊では、今年三月に体調を崩されて入院、そしてリハビリのことなど川柳にまとめられています。
昨日、ご自宅に訪問してご尊顔を拝しながら楽しいおしゃべりをしてまいりましたが、「リハビリやショートステイ先での入所者や看護師さん達等、何の利害関係のない様々な人との出会いには人生の縮図を見ているようで大変勉強になる」とリハビリ生活を満喫されておられる様子です。
療養中ながら腰から上はいたってお元気そうで、しかも、志気旺盛、制作意欲みなぎるその生き方には敬服申し上げます。
また、「駒のいななき」、その一句一句には、人生の先輩である駒之助さんの人生訓がちりばめられていて感動とともに、その見識に頭が下がる思いです。
あとがきには、駒之助さまのが、わが人生を振り返っての事柄が記載されています。
国民学校3年生から社会経済勉強として新聞配達始めたことをスタートに、二十歳で親の商売を譲り受け、三春の商人の鏡となる四十有余年の商いを記されています。
そして、六十歳からの地域に貢献された様々な公職等々などを振り返られています。
結びには、「思い切りのいい人生を送らせていただいた次第です」と締めくくられていました。
正に、商いは、売り手と買い手だけでなく、その商いが社会全体の幸福につながるものでなければならないという商人の理念である「三方よし」の考え方を教わりました。
商人として商品を売るのは当たり前ですが、目先の利益だけではない地域文化の向上、そして地域住民のお役にたちたいという思いや行動など、駒之助さんには三春商人としての生き方を見せていただいています。
これからもよろしくお願いいたします。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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