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夏の終わりの嵐渓荘28~台風接近中!



台風10号が福島県に接近するという最中に新潟出張があり、定宿としているの下田村越後長野温泉「嵐渓荘」さんに宿泊となりました。

不思議と、嵐渓荘さんの宿泊には、大雨や大雪などの悪天候に出会います。

時期的なものだと思いますが、この悪天候の中の情景が、艶っぽく、しっぽりと湯浴みと洒落込めます。





今回の宿泊は、(株)朝日旅行・一般社団法人が運営する「日本秘湯を守る会」のスタンプが3年間で会員の宿に一泊で一箇所捺印を10個たまりますと、捺印された旅館の中から好きな旅館に一泊ご招待という特典での宿泊です。




何回もチャレンジしていますが、いつも流していましたが今回は見事ゲットです!





嵐渓荘さんでは、一番いい部屋と食事を提供していまして、いつもの山側の旧館の部屋ではなく新館の五十嵐川を望む部屋でした。


尚、夏の天敵「刺しバエ」は、3年前に目の前を流れる五十嵐川の改修工事が済んで以来、住処が減ったんでしょうか?すっかり数が減り、露天風呂でも快適に過ごすことが出来ます。




凄く得した気分です。
ありがとうございました。




今回は台風接近の報道の中での出張でしたので、皆さん気を使っていただいて時間が随分短縮していただきました。






折角なので、三条や加茂を探索しようと車を走らせていると、聞いたことのある神社の名前が飛び込んできました。



それは、私の名前に龍が付いており、辰年生まれとしっているお客様から、以前伺っていた、加茂市の“龍の首の無い彫刻”がある長瀬神社でした。





探した訳ではなかったのですが、偶然にも目の前についてしまいました・・・・





ひょっとしてこれは、不吉な事象の前触れか?と思いましたが、違います。
これは、なにかのご縁そのものだと思います。

首がないんじゃなくて、龍の頭がないんです。


早速参拝してみました。

大きな鳥居をくぐり、鎮守の森と呼ぶにふさわしい木立の中にある参道を進むと神々しい綺麗な社がありました。




その両側にある破風の彫刻には龍らしきものの体が彫られていますが、頭は見当たりません。

丁度彫刻の中心部分にあったと思われる個所はありますが、折れたような形跡があります。
頭の無い龍・・・・縁起でも無いと思われがちですが、「控えめで、謙虚でいなさい!、余りでしゃばってはいけないよ!」という神さんのお導きだったような気がします。

そのように思わせてくれたのは、その鎮守の森に一歩足を踏み入れると、爽やかなそよ風が涼をもたらしてくれます。

また、道案内のように揚羽蝶が舞っていました。

これは何かありますよ、きっと!





神社自体の歴史は古いらしく、末社や摂社が山内・境内に点在していて由緒正しき神社と思われますが、首なし龍の彫刻・・・・何か意味があるんでしょう。

いつもよりお賽銭を多く入れて商売繁盛、家内安全、子供たちの学業成就を祈願してまいりました。





宿に入る前に、その土地の鎮守庭月事代社にも詣で、出張ぼ無事終了を祈願をしてきたという次第です。




しかし、いわゆる地場の気が合うとでも申しましょうか、この嵐渓荘さんに来る度に思うんですが、本当に落ち着きます。

本宮太郎丸の小山家出身の母方にそっくりな私です。

もともと、小山(こやま)家は、新潟から明治期に本宮に移ってきた家です。

新潟各地に小山姓は多く分布しています。

その元をたどれば、平安末期からの名門の武蔵国小山(現栃木県小山市付近)で、下野国守護職兼国司小山(おやま)氏一族の一部が室町時代末期の南北朝の騒乱で敗れ越後に流れてきたという経緯もあり、DNAの中に越後の血が流れているんではないかと思っています。





お気に入りの山の湯にあるロッジ風のラウンジ



強塩泉というんでしょうか、ショッパイ温泉と、山菜や新鮮な刺身、そして下田の最高ランクの牛肉、と山海のご馳走が並ぶお膳。

そして、下田のコシヒカリ・・・・



朝も夜も、美味しいもので腹いっぱいになり、大満足して宿をあとにします。





この山側にある山の湯は石の湯と深い湯と2か所あり、基本的には貸し切りです。

夕方4時から午後10時までは、一部屋一回の完全貸し切り。
それ以降~朝の十時までは、入り口のカギが目印になりますが、空いていれば自由に貸し切りとして入ることが出来ます。





現地に赴く行き帰りには、磐越道安田ICで降りて、五泉経由旧村松藩3万石の村松城下を通って行きます。


もう15年近く通っていますが、”雁木のある雪国の城下町の風情”に見とれてしまい、気になるお店を見つけても買い物に泊まったことがありませんでした。





今回は、やっと以前より気になっていた木曽屋酒店さんによって地酒「金鵄盃(きんしはい)」を買い求めることが出来ました。

越後杜氏という名前の方が知られているのかもしれません。

店内も、趣のある装飾と品ぞろえがなされており、城下町の酒屋さんといった感があります。

村松の地酒金鵄盃酒造株式会社の看板商品であるこの「金鵄盃」。




由来が素晴らしいんです。

戦中の昭和17年、村松に置かれていた陸軍歩兵第三十連隊の司令官から頂いた「金鵄盃」から名づけられた「金鵄盃」。

由来は、神武天皇がその光で戦わずして敵を倒した伝説から平和の象徴を意味するものだそうです。



春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂

| ryuichi | 05:10 | comments (x) | trackback (x) | 🌸物見遊山諸国見聞録::男の隠れ家 |