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平成版三春怪奇伝説 「八島川小滝の怪談」


八島川小滝の怪談

旧小浜海道。

八雲団地(旧三春病院)を通って、御祭に通じています。

そこから右に別れ、八島川沿いに南成田へ向かって少し行ったところに、農家5、6軒の千代ノ川の村落があります。


この辺りの川には、急に坂道となり、右手に巨岩が重なり小さな滝となり、その間を清流のせせらぎが音を立てている。

旧藩時代には、このあたりの農家の水車小屋があって、谷間一帯には老松雑木が繁り、藤や蔦がはびこり、絶好な狐や狸の棲み処となっていました。


いつの頃か、どこから来たのか、ここに老いた女乞食が棲みつくようになりました。

日中は農家を回って物を乞い、夜になるとこの水車小屋で寝泊まりしていたそうです。

この老婆が、時には持病の癪(しゃく)をお越し、飲まず食わずで寝込むことがありました。

ある秋の事、紅葉が美しかった。

その紅葉林の中で老婆は首をつって亡くなっていた。

見つけた村人達は、その亡骸を後日無縁仏として丁寧に埋葬して、冥福を祈りました。


ところが、その後、夜更けにあの道を通る人は、老婆の呼びかけるしわがれた声を聴くという噂が広がった。

おじけた村人たちは、決して夜更けにあの道を通らなかった。






程を経て、南成田、御祭の両村の人たちは相談して、水車を壊し、老婆の首を吊った木を切り倒して、後生を弔いました。

時代は下がり、村道は改修され、今ではこの怪談話も忘れ去られています。


古い広報三春のコラム「怪奇伝説」参照


春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 04:10 | comments (x) | trackback (x) | 平成版三春怪奇伝説 |