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三春藩主秋田家祈願所 真照寺節分会 2017



三春藩主秋田家祈願所 真照寺節分会 2017


新年を迎えたとおもったら、あっという間に立春を迎えようとしています。


今年は、みはる観光協会が主催するツアーも企画され一層の盛り上がりです。





一昨夜、三春城下の旧三春藩主祈願所日乗山東門院真照寺の節分会が盛大に開催されました。

山内には、多くの方々が福を拾いに詰めかけました。




朝から、檀家や近所のお手伝いの方々や、ご祈祷を受ける方々や福授け豆まきの景品を奉納する方々、そして古いお札や正月飾りのお焚き上げの方々だ度がなどが、行き交う参道です。




早めの夕食を済ませた方々が、三々五々境内に参集してきます。

豆まき開始は午後八時ごろから、二回に分けて行います。





露天商や火気警備の消防団や三春分署もそいの賑わいの演出者となっています。

皆さん、お焚き上げの炎で体を温め無病息災を祈願しながら、豆まきの時を待ちます。




裃姿の年男がお焚き上げの炎にあたり、邪気を払い豆まきの準備万端!

本堂内で、ご祈祷です。

所願成就の祈願を申し込んだ参詣者や豆をまく今年の年男の方々が、”護摩焚き”によるご祈祷を受けています。





福は内! 福は内!  福は内!  福は内! 福は内!

真照寺では、鬼は外とは言いません。

何故かって?

御本尊の不動明王さんは、改心すれば鬼をも助けるということです。

心の中にいる鬼も改心すれば・・・「罪を憎んで、人を憎まず!」です。


人間、誰にだって心の中に「鬼」を持ってます。

日常生活の中で、カッ!となる「心」を鬼と呼ぶんでしょう。

「福」というのは自分の長所であり、「鬼」というのは自分の短所つまり欠点のことだと云われています。
 
人は、それぞれ長所・短所を持ち合わせているものです。

節分の豆まきは、「春」立春を迎える「節分」にあたり、豆を撒いて1年に1度、短所を追い払い、長所を伸ばそうという行事なんだろうと思います。
 
心の中の鬼を調整するのも自分の心次第、そういう心を戒めて、心穏やかに暮らしていけるよう日々生活していきたいものです。








そして、いよいよ豆まき、ペアの旅行券やお酒、魚、醤油や油、任天堂3dDS,ソニーPSP等のゲーム、そして特賞掃除機等々豪華賞品を目指します。


今年も沢山の方々が来場していただきました。

”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” 笑顔が境内にあふれます。




オシドリ夫婦と名高い真照寺住職ご夫妻も参拝者をやさしく見守ってくれます。

一般の交換が終わった後には、祈願申込者の方々限定の大交換会が始まります。

この場合も、お札受け本人もしくは代理の方がいないと無効となりますので、皆様そのまま待機しています。






住職が大鐘の中から名前の記載された紙を見ながら当選者の名前を呼ぶたびに、ため息とともに歓声が上がります。

私も、ここ数年はあたりがありませんが、以前は旅行券や婦人服などなど豪華景品をゲットしていました!

その後は、不動明王さんに奉納されたお神酒の御下がりを頂き直会を行って撤収となります。





祈願成就のお札を申し込まれた方々には”福銭”が下されます。

この福銭を一年間財布やレジに入れておくとお金がたまるといわれています。

そして、一年後に本堂のさい銭箱にお礼の気持ちを込めてお返しください。





今年は”酉年”です。
12年にぶりとなるご本尊「不動明王立像」の御開帳となります。


お不動さんは、悪や煩悩多き民衆の心に対して恐ろしい恐い顔を見せています。
そして、怒っているからといって罰を与えるのではなく、正しい道に導いてくれるそうです。

よく見ると、右目は上を向いていて、左目は下を向いています。

この上下を向いた目は「天地眼(てんちがん)」というもので、天から地まで全てを見渡している事を示しています。
牙も上下になっているのもその理由でしょう。






前にある白木の大日如来座像です。





その力強いようすから、何でも言願いを叶えてくれそうな気がいたします。


次にお目にかかれるのは12年後・・・・え!65歳の時です。


自然と手を合わせたくなるお姿です。

合掌




今年は、次男坊の大学受験真っ最中です。

その合格、そして学業成就を念入りに祈願いたしました。

お不動さんよろしくお願い致します!




福拾いの帰りには、当店で振る舞っている御汁粉も、約200名のお客様が来店され、笑顔と共に戦果報告を楽しそうに話されていたそうです。

あれ、社長は?

私は、お寺で直会の真っ最中です!

立春前夜、節分の夜に十二年ぶりに御顔を見せたお不動さんを囲んで夜更けまで般若湯を酌み交わしたものですから、心の中の鬼も退散してしまったようで、晴々とした新春を迎える事が出来ました。




もう一つ、立春の前夜の嬉しいことがありました。

三春城下中町桑原商店の大女将さまより熱塩加納風”こづゆ”を差し入れにいただきました。

これで立春を迎えられそうです。

ありがとうございました。

春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂

| ryuichi | 05:42 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::節分会・初寅会 |