2017-03-01 Wed
三春舞鶴会第9回総会の会場が、九段下にあるホテルグランドパレスでしたので、折角ですので、早春のプチ都内観光と洒落込んでみました。まずは、大手町にある将門塚参詣。
実は、昭和天皇崩御の時に、詣でて以来でした。
前年の大晦日に、修業を終え昭進堂の初売りを終えてから少し休みを貰い海外旅行(フランスへ洋菓子視察)へ行く準備をしていた時期で、丁度東京で友人たちとあれこれ必要なものを買い出しに行っていたときに崩御に接し皇居に弔問記帳した時以来です。
やはり平将門公を祭神とする神田明神関連の将門塚です。
商売繁盛を祈願してきました。
平川御門
金色の玉ねぎが見えます
清水門
そして、靖国神社。
丁度この日は、東京マラソンの開催日で、警備の警官と大会スタッフ以外は、車も人もまばらな大手町を抜け、皇居お堀の淵を沿いをとおり、平川御門、北桔梗御門、清水御門、田安御門、九段坂へ向かいます。
日本陸軍の創設者長州藩大村益次郎像
標準語を導入した方でもあります。
また、この日は2月26日。
二二六事件の日です。
尚、二・二六事件で処刑された将校の皆さんは、靖国神社には祀られていません。
靖国神社参拝の跡は、遊就館見学。
零式戦闘機がお出迎えしてくれます。
三菱零式艦上戦闘機五二型(A6M5)。
やっぱカッコいいすねぇ!
そして、液冷彗星艦上爆撃機一二型。
この彗星艦爆は、40年位前でしょうか、南洋ヤップ島で派遣された機体で、テレビ番組とのタイアップで修復した機体で、平和のシンボルとして靖国神社に奉納されました。
修復で塗装やさんがお孫さんと一緒に色を塗っていました。
平和のありがたさ、尊さを感じられるシーンです。
頭上の白い機体は、世界初の特攻専用のロケット攻撃機「桜花」です。
1トン爆弾に木製の機体をくっつけ、燃焼時間わずか9秒弱の固形燃料ロケットを3つのグライダーです。
母機となり一式陸上攻撃機に吊り下げて敵艦隊の近くまで運び、目標に向かって滑空、敵戦闘機が現れたらロケットを噴射して逃げるという代物です。
展示場背面にはこの桜花の運用部隊、海軍711飛行隊長野中五郎少佐率いる「雷神部隊」 通称”野中一家”の功績が記載されていました。
当の実戦運用部隊長である野中少佐は、終始この桜花の運用には反対していました。
「こんな軽業みたいなもの兵器じゃねえ」と言って航空本部の担当者に食ってかかっていた伝わっています。
そして、実戦では桜花発射後、帰還命令の出ているはずの母機となる自分達の攻撃隊も敵艦隊に向かって突入しています。
未来や夢が一杯詰まったはずのロケット開発。
しかし、こんな特攻専用兵器ロケットを造った技術者は悲しかったに違いありませんね・・・
丁度機体の修復中でした。
ダイムラーベンツ社製のDB601エンジンを国産化した液冷式熱田21型エンジンも展示されています。
日本の戦闘機では珍しい液冷エンジンラジエーター
ラジエーター空気排出口、サメのエラみたいですよね。
彗星艦爆は、高速の爆撃機として期待されましたが、液冷エンジンの不調、そして搭乗員の技量不足でなかなか本来の活躍は出来ませんでしたが、大戦末期の海軍131航空隊芙蓉部隊に於いては、高度な整備技術と熟練のパイロットたちの技量で、体当たりの特攻ではなく、知恵を使った通常攻撃にて、米空母相手に果敢に攻撃を仕掛けていました。
機体の大きさを見ていただくために私も一緒に写しただけですよ。
旧帝国陸軍の戦車97式中戦車「チハ」や人間魚雷回転も展示されています。
総会終了後には、商売繁盛祈願の為に「神田明神」参拝です。
商売繁盛祈願!
朝の将門塚と合わせてダブル効果です!
そして、次男坊の大学合格祈願。
梅まつり真っ盛りの、湯島の天神様です。
前期試験の日程ですので、沢山の参拝者でにぎわっていました。
これで合格間違いなし!
天神様境内女坂付近にある人間国宝 一龍齋貞水師匠建立の「講談高座発祥碑」 貞水師匠のご自宅の真上にあります。
直会は、上野アメ横界隈です。
上野の定番「大統領」は、ガード下工事の為に休業中で、今年の秋に再オープン予定!
〆には、帰りの定番「上野藪蕎麦」
一足早く”早春”を満喫した、有意義な東京出張でした。
帰りの新幹線にあるトランベール2月号です。
末尾広告ページにあった野村証券の広告ポスターですが、昨年秋鶴の湯温泉でご一緒したフォトグラファの興村氏に写真です。
知人の仕事ぶりを見て、明日からの活力も倍増です。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂
| ryuichi | 05:25 | comments (x) | trackback (x) | 🌸物見遊山諸国見聞録::東京散歩 |
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