2017-04-20 Thu
「拘らず(かかわらず)」 三春城下時宗法蔵寺“心のカレンダー4月”
拘らず(かかわらず)。
言葉の意図をいろいろ思案していましたが、法蔵寺の方丈様にご来店いただいた折に、聞いてみました。
「人間、あれやこれやに首を突っ込みたくなる、言うなれば出しゃばるということになる、そういったことへの戒めです」ご教授いただきました。
また、この言葉を考えていましたら、本当に難しい言葉だと気が付きました。
「拘らす」≒「囚われず」≒「かたよらず」≒「執着せず」
という図式が浮かんできたからです。
日々の生活、そして生き方に於いて実に難しい事柄です。
「小欲知足」「日々好日」「好事不如無」等々・・・・仏教では様々な言葉で教えています。
晴れても雨でも、暑くても寒くても、それぞれ大切なたった一度の人生の日々だということです。
好いことがあっても、悪いことがあっても、あるがままの現実です。
しっかりとそれを受け入れながらも、いつまでもそれに「拘らず」、「囚われず」、「かたよらず」「執着せず」、足元をしっかり見つめて今なすべきことに心を注いで生きていくということが大事なんだろうと思います。
木枯し紋次郎の名セリフ「アッシには拘わり合いのねえこってござんす」を思い出しました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂
| ryuichi | 05:15 | comments (x) | trackback (x) | 🌸城下荒町時宗法蔵寺::法蔵寺心のカレンダー |
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