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「太夫道中とお座敷遊びの夕べ」京·嶋原末廣屋司太夫・葵太夫 in若松屋



「太夫道中とお座敷遊びの夕べ」京·嶋原末廣屋司太夫・葵太夫

~人と人をつなぎ、もてなす日本の花街文化を堪能しませんか~





『さあさあ見立の始まり始まり~』ご存知 「仮名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場」で仲居たちがお座敷での言葉遊びを始める囃子言葉ですね~

日本人の粋な洒落心が表現されています。





三春城下馬場の湯「若松屋旅館」で開催され「太夫道中とお座敷遊びの夕べ」京·嶋原末廣屋司太夫・葵太夫~に若松屋女将から直々にお誘いを受けて久しぶりの茶屋遊びを堪能してまいりました。

 江戸時代に栄えた京都の花街(かがい)・島原。
歌舞、茶道、華道、俳諧などの多彩な芸と豊かな教養を持つ舞妓・芸妓の最高位が「太夫(たゆう)」です。
娼妓の花魁とは根本的に違います。

夕闇迫る若松屋の門前での太夫道中。
まさに時間が止まったようなお茶屋遊びの原型を観させていただきました。





京楽内での茶屋遊びとは、いくら大金持ちでも、花街のルールで一見さんはお断りです。
まあ、お座敷に通されたら、まず社会人としてのステータスがあがると云われています。

さて、今宵の若松屋“京島原茶屋遊びの段”です。

さすが、嶋原末廣屋を切り盛りする司太夫、葵太夫は盛り上げ上手です。
葵太夫解説の御茶屋遊びをレクチャーしてもらいながら楽しい時間を堪能できました。






この日の若松屋のお馴染みさんは、皆さん紳士・淑女ばかりです。
そして、紳士たるもの「のせられ上手」でなければなりません。
というわけで私も前座で踊りを少々・・・・

旦那衆と呼ばれる方には、おのずと周りを愉快にする能力が備わっているようで、そういう方はお茶屋さんのみならず、実社会でも大事にしもらえるといいますから~





「梅は咲いたか、桜はまだかいな・・・」と粋な小唄があります。
 「そんなつもりも ないくせに そんなつもりの 顔をする
       そんな あなたと 知りながら まんざらでもない 春の宵」
 何気ない文句の唄ですが、唄の最後の「春の宵」で一気に艶が出てくるので不思議です。
 先日、郡山の芸妓さんの宴席に同席させていただきました。
「饅頭屋の小倅が、芸者遊びか?」とお叱りを受けそうですが、郡山堂前で菓子修行中からのお得意さまで、その芸鼓さんの「喜寿」のお祝いの宴席に招待を受けたものです。
さすが芸者さん、喜寿を迎えたとはいえ着物姿の「凛」とした粋な素敵な女性です。

 小唄や三味線の踊りが終わって、酒席の中で「最近のお稼ぎしている社長方は、遊びが下手になったなぁい」とボヤキともつかない話がありました。
 「どうしてそうお感じになりますか?」と質問してみました。
芸鼓さんは、「最近の社長さんは、何やら「お金」ばっかり追っかけているようにお見受けします。お金を沢山儲けるのは結構だけど、「粋」なお金の使い方、その「粋」が見えてない」との返答でした。







一昔前の旦那衆は、儲けたお金で、数寄を凝らした茶室にしたり、花街で贔屓の半玉さん・芸妓さんに一流一派を継がしたり、その一見無駄に見える遊興が、伝統を守る大きな力になっていたのだとか。



「こういった旦那衆に比べ、今の社長方さんは・・・」と呟くように話しておられました。

この言葉には旦那の皆様が「粋」なお金を使っていた、一昔前の旦那衆を思いはせ「商人のロマン」を感じました。

 昔の粋な旦那衆の遊びを知っている方にとっては、「お金を儲けるためにお金を儲ける」今の世相は、文字通り「マネーゲーム」でしかないのかも知れません。
近ごろ「粋」という言葉をよく耳にします。

旦那衆が身に付けるべき心構え、他人への心配り、野暮にならない所作などを指したものですが、現代に生きる私たちにも勉強になることばかりです。

会社や仕事先でちょっと粋に振る舞えば、人間関係も取引先との付き合いもスムーズになると思います。

勿論、身の丈に合った「粋」です。

 「粋」は他人との摩擦を避け、人間関係を良好に保つためのマナーといったところでしょうか。

しかし一方では、ただへりくだるのではなく「粋」つまり“気持ちの余裕”を見せることで相手に一目置かせる知恵でもありました。
 
「粋」とは、もともとは商人の旦那衆が、お客様や使用人と良い関係を保ち、商売を繁盛させるためのノウハウだったのでしょう。

    蒼龍謹白   合掌  2009年発行塵壺より




居続けの紅楼で目覚めの一献・・・

そして、“チン・トン・シャン”とつま弾きながら「三千世界の カラスを殺しぃ ~ 主と朝寝がぁしてみたイ~~~~♬」・・・・


おっと・ト、これは野暮ってもんですかえ?




春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 05:20 | comments (x) | trackback (x) | 三春城下中町::馬場の湯 若松屋 |