CALENDAR
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
<<  2018 - 10  >>
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
    k1
OTHERS




塵壺平成30年1月号 「三春秋田氏五万石三春城下年寄衆(家老)屋敷」


 

 三春秋田氏五万石三春城下年寄衆(家老)屋敷

 三春秋田氏五万石の年寄衆(家老職)は、三春舞鶴本城を中心としてその周辺の要所に屋敷を構えていました。

・南町御城坂中段の右側は、城代家老秋田調季規の屋敷です。当初は700石でしたが、寛政の秋田太郎左衛門の時代に1000石に加増されます。
 
秋田由来の出羽の出身で、祖先は安倍季高となります。安倍季高の祖先を辿れば山舘信濃入道になり、代々山舘秋田氏と称して格式第一の重臣でした。
 現在、山舘秋田氏の屋敷は庭園の整備が進んでいます。





・御城坂中段左側の浪岡氏は北畠秋田氏と呼ばれ、鎌倉末期の公卿北畠親房(きたばたけちかふさ)の流れをくむ名門で出身は伊勢です。

 慶長五年の関ケ原の戦後に秋田実季(三春初代俊季の父)が恩賞問題で徳川に異を唱えた罪により伊勢朝熊に流された頃、北畠宇近が秋田姓と500石を拝領して仕官します。後の寛文年間に500石加増され名門の別格宿老として重臣に列せられます。





・荒木氏。
南町の現保健環境センター付近が屋敷跡となります。

荒木氏は三春藩内年寄衆(家老職)より上席の別格の“御両家”として代々浪岡氏とともに城代、あるいは上席家老を勤めました。

 出身は丹波で、丹波波多野家臣細工所城主荒木山城守氏綱の子で、明智光秀家臣となった荒木氏清の子孫です。

 寛文の頃までは600石、内匠の代になり900石に加増され、その当時、御城、藩主御殿以外では荒木屋敷だけに高価な瓦屋根が葺かれていたと伝わっています。

 尚、荒木氏は後の「腹切り梅」「化け猫大火伝説」のモデルになった家老家でもあります。
 






・細川氏。南町(現在の遠藤病院のお城側の梅花園辺り)に屋敷がありました。
 石高700石、出身は山城国、京兆細川(きっちょうほそかわ)右京太夫昭元を祖とする客分家老でした。
 京兆細川氏は、室町末期の“応仁の乱”では東軍の総帥を務めた管領家細川勝元の子孫です。
 尚、初代三春藩主秋田俊季母堂の円光院は、織田信長妹お市・浅井長政夫妻の娘お犬と、細川昭元の間に生まれた娘となります。

・同じく客分家老に列した細川縫殿助氏350石の屋敷が、桜谷の三春町歴史民俗資料館下付近にありました。この細川氏は桜谷細川氏と呼ばれ、前記の細川氏分家です。
 三春秋田家の家臣団の筆頭藩士の中に、藩主に近く、世臣譜に公族と記された「御一門」と呼ばれた家があり、城跡東側清水に屋敷を拝領していました。






・秋田竹鼻氏。竹鼻氏は鹿季次男の家系で屋敷は清水(天沢寺向)です。
津軽安倍氏からの“秋田由来”となる譜代の重臣で石高400石。

・清水山舘秋田氏350石。御城坂山舘秋田氏の分家です。

・秋田中津川氏。中津川家は鹿季の三男の家系 屋敷は南町(現在の高齢者住宅)です。中津川氏を名乗っていましたが、後に秋田姓を賜ります。

・秋田檜山(薦土・こもつち)作兵衛季章氏。貞季次男の家系 屋敷は、入清水西側です。秋田由来の譜代の重臣で、檜山姓を名乗っていました。300石でしたが後に500石へ加増されています。

・桜谷佐塚秋田氏。石高は500石で、桜谷細川屋敷の向かい側に屋敷を拝領していました。
 資料から推測するに佐塚広記氏が幕末の動乱期から明治初期にかけて一番活躍した家老です。

・大浦秋田氏。秋田鵜右工門 石高500石。南町遠藤病院裏手にあり荒木屋敷の向。

 幕末の各家当主は、山舘家が秋田調、中津川家が秋田仲之助、竹鼻家が秋田斎、薦土家が秋田作兵衛で、これに小野寺市太夫、秋田(佐塚)広記を加えた6名が最高職の年寄りを勤め、幕末動乱から明治維新の混乱期を乗り切りました。
  
合掌   蒼龍謹白   さすけねぇぞい三春!  拝







現在公開中の映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」
堺雅人さん、高畑充希さん主演です。

「鎌倉ものがたり」の公式スタッフツイッターでも紹介されていますが、美術のスタッフさんから依頼があり、当三春昭進堂も少しだけお手伝いしています。
劇中、夜市のシーンで妖しい茶屋で売っている真っ赤なまんじゅうがあります。






当映画のスタッフさんから依頼があり、そうです当三春昭進堂で製作しました。
この世には無い饅頭がコンセプト、名付けて”黄泉国茶屋特製火の玉饅頭!”です。

映画を観に行った時には、気をつけてご覧下さいね!

はじめの方に登場する“夜市”の黄泉国茶屋店頭です。

乞うご期待(^.^)






古より三春という町は”東北の鎌倉”と呼ばれている北国の小さな城下町です。

希望というか夢は、この鎌倉ものがたりの原作に三春が登場して、映画化の続編に三春のそのロケ地となればいいなあなんと思い描いている次第です。




素敵なセット!スタッフツイッターより


鎌倉ものがたりという映画のお手伝いを、遠く離れた三春の小さな饅頭屋がお手伝いすることが出来たということも何かの御縁なんだろうなあと考えています。

微力ながら映画”鎌倉ものがたり”の宣伝と話題作りに寄与できればと考えています。








春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 05:48 | comments (x) | trackback (x) | 「塵壺」 三春昭進堂 |