2019-01-19 Sat
旧三春藩五万石秋田家主祈願所真照寺山内にある「古四王堂」の東日本大震災による被害からの復興再建工事が完了しました!
かつては「大日堂」そして、「古四王堂」として信仰を集めていました。
堂内の須弥壇には、大日如来像と四天王・東の持国天,南の増長天,西の広目天,北の多聞天 (→毘沙門天 ) がありました。
大日如来像は、現在はありません。
他の四天王は本堂内に保管されています。
足場も、この30日には撤去され2月3日の節分会に間に合いました。
そして、来月の引き渡しを待つばかりとなりました。
以前の古四王堂の使える部材を最大限に使用しました。
所々に色目の違う部材が見て取れます。
大工さんの腕の見せ所でした。
須弥壇下の文様は、解体前は護摩焚きの煤がこびり付き真っ黒になっていて判りませんでしたが、実は金箔が施されていました。
外の飾り部材も以前の部材を修復した逸品です。
堂版の屋根なども含めて、時間の経過とともに、色もなじんでくることでしょう。
柱や梁などの主要部分は度重なる修復歴があり、構造・強度の問題もあってすべて新品が使われています。
戸板も修復品です。
秋田家の家紋・裏家紋も健在です。
落慶法要は8月に予定しているそうです。
これから何百年もたち続けるであろう「古四王堂」
節分会の豆まきの折にゆっくりとご覧ください。
御札護摩焚き供養の紅蓮の炎に照らし出される古四王堂も幻想的でしょう。
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| ryuichi | 05:36 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::古四王堂平成の大改修 |
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