2019-02-23 Sat
成田まで所用で出かけました。
2月です。
節分がすぎて立春を迎え、新しい節がはじまりました。
春は、はじまりの季節!
ここは始まりの無事完了を祈願すべく「鹿島立ち」の起源ともなる鹿島神宮に参詣しようと高速道路を降りました。
鹿島神宮では、天皇陛下在位30年の記帳台が置かれていました。
もちろん、記帳してまいりました。
鹿島神宮本殿に参拝して、奥宮へ通じる参道を進んでいきますと不思議と心が落ち着きます。
もう一つ、鹿島神宮詣でには、鹿島神宮奥宮近くにある茶店のな女将さんに、ご挨拶、そして教示を乞うという訳もございました。
ここの「厄除けぜんざい」「甘酒」が絶品なんです。
いつも暖かい優しい笑顔で迎えてくれる女将さん。
優しい物腰やお心使い、そして柔らかいお話のトーンに、緩やかな時間が流れます。
そして、売店の女将さんとの何気ない話の中から、様々なヒントが生まれてきたり、懸案が解決したり・・・・
暖かい女将さんから、御利益というんでしょうか、生き抜く力というのは大袈裟かもしれませんが、毎回パワーをいただいてきます。
また、お邪魔するたびに、鹿島神宮のことをいろいろ教えてもらっています。
「鹿島立ち」という語も女将から教示いただきました。
鹿島神宮は、伊勢神宮、香取神宮と共に、神宮の名前を持つ一の宮です。
そして、この鹿島神宮だけが、都の東側にある神宮となります。
東と云う方位はお日様が上がる方位と云うところから、一日の始まりを意味します。
つまり、全ての物事の始まりや、出発、そして旅立ちの時に参拝するとご利益があるとされています。
立春の2月。
どおりで、茨城からのお客様が口々に「忙しくなる前の2月に鹿島神宮参詣に行きなさい」と、そして「この春・が商人の一年の始まりなんだよ・・・」とおっしゃるわけが分かりました。
防人たちの鹿島立ち
最前線基地である九州方面へ防人が旅に出る前、鹿島神宮に道中の無事を祈願したことに由来する言葉という。
防人とは、大化の改新後、朝鮮半島の百済救済のために出兵した大和朝廷が、{白村江の戦い}に於いて、唐・新羅の連合軍に大敗します。
今度はその報復に、唐が攻めてくるのではないか?との憂慮から、九州沿岸の防衛のため設置された国境警備の兵です。
飛鳥時代から平安時代の間に課せられていた税(兵役によって納税)の1つで、北九州、対馬、壱岐に防御施設を築き戦に備えて配されていました。
この時代は税とはいっても、お金ではなく布などの現物や兵役や労働で納めていました。
時代にもよりますが、総勢2000人ほどからなり、任期3年、旅費及び任期中の生活費などはすべて自分持ちで、自ら耕して自給生活を送っています。
白村江の戦いの兵士は西国からの徴兵だったためか、防備の防人は、東国の各地から徴兵されます。
万葉集に納められている「防人歌」は、大伴家持が選者とな出征する防人たちの歌を集め、84首を万葉集に選びました。
防人として出征による別れを悲しむ愛惜の念のこもった歌が中心です。
出征する防人らの歌は、愛する家族との別れを歌を記しています。
また、出征するわが子や夫を思う、父母や妻の記したが歌も収められています。
因みに、この参道は本殿を過ぎて奥宮へ通じる参道なんですが、いつ来ても凛と張りつめた空気が肌に伝わってきます。
また、ここを通る時だけ冬は暖かい「風」が、そして夏には涼しい「風」が音を立てて通り過ぎてゆくのが分かります。
これも茶屋の女将さんに訪ねたところ、「皆さんがそうおっしゃいます」ということでした。
巨木で被われた鎮守の森の「パワースポット」なのでしょか?
最近、鹿島神宮、香取神宮、そして、市来神社の三社を詣でるとご利益アップということで参拝者が増えたということで、初もうではもちろん、土日は大変にぎわっているそうです。
奈良春日大社と同じご神体を祭っているそうです。
ここ鹿島神宮の鹿が神様を運んだと伝えられているそうです。
尚、BSで放送されたという松平健さんとの下り、見たかったなぁ~
立春、鹿島神宮初詣、そして奥宮売店詣でもすませて、一年の始まりの節目として新年は清々しい気持ちでスタートが切れました。
お土産ありがとうございます。
また伺わさせていただきます。
P.S 帰宅後、10日ほど経ったころです。
フジテレビの製作スタッフから電話が入りました。
春の桜の時期時放送される番組「もしもツアーズ)の取材・撮影オファーでした。
番組の内容は放送日(4月20日の土曜日・午後6時半から)の一週間前からの告知となります。
ちょうど、先にお邪魔した際に全国放送の効果的な話をしていたものでこの案件は驚きです。
以前お邪魔した際にも、NHK新日本風土記のオファーがあったり、スタッフが入社したり、大きな契約が取れたり・・・・
これも鹿島神宮、そして奥宮売店の女将効果だとおもいます。
私の女神の感謝です!
本当にありがとうございます。
春陽郷三春城下 御菓子司三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 05:05 | comments (x) | trackback (x) | 🌸物見遊山諸国見聞録 |
TOP PAGE △