2019-06-05 Wed
三春城下新町、旧三春藩主祈願所真言宗智山派日乗山東門院真照寺様の「三春真照寺成田山講中」に参加させていただきました。
今年も、根本副総代長はじめ、檀信徒37名での成田山講中です。
当三春昭進堂髙橋は檀家ではありませんが、門前で商いをさせていただいているという関係から、二代目もこの成田山講中には毎年参加していたようですので、祖父の代から私へと三世代にわたってお世話になっています。
私は、これで4回目となります。
節分会や各種法要の折にお世話になっている須賀川にある同じ真言宗智山派白山寺松木運仁住職様にも御同行していただきました。
また、真照寺庭園改修作庭でお世話になっている、猪苗代磐梯造園の社員一同様も参加いただき楽しい成田山となりました。
お護摩焚き祈祷に先立って、成田山参詣の折に時折休憩しによらせていただく成田山山内にある食事処「い津美や」さん、そして、門前町の鰻と季節の旬菜「菊屋」さんより、成田山新勝寺節分会の「御福豆」と節分会福御守「剣守」を頂戴していましたのでそのお礼を兼ねてご挨拶に伺ってきました。
「い津美や」さんは、文字通り成田山新勝寺の境内にあるお食事処で、品のいい女将さんが気さくの迎えてくれます。
また、常連さんも個性的なお客様が多く、私も居心地がいいでしょう~ついつい長居をしてしまう行きつけのお店です。
また、「菊屋」さんは落ち着いたたたずまいの上品なお店で成田山門前の定番「鰻」、そして、こだわりの料理の数々を堪能できます。
成田空港を近いということもあり、有名ハリウッドスターや、有名映画監督も来日の時には来店する成田山参道の名店です。
また、料理がおいしい事や店の雰囲気がいいことはもちろんですが、給仕をしてくれるホール・スタッフの心のこもった気遣いとおもてなしには脱帽です。
“おもてなし”とは、お客様のことを慮(おもんばか)る気持ちから生まれると習ったことがあります。
ここ菊屋さんで、相手のことをよく考え、上質な気遣いを行うことだと再認識させていただきました。
ご丁寧に礼状まで送付いただきありがとうございます。
成田山新勝寺では、他の大勢の檀信徒の皆様と一緒に午前11時の護摩焚法要に参列させていただきました。
ほの暗い堂内、大勢の檀信徒が着座する中、成田山新勝寺のお不動さまに家内安全・商売繁昌・交通安全などすべてのお願いを、御護摩祈祷により祈願していただきます。
新勝寺は、平安期、天皇より命じられ、御護摩祈祷によって、将門の乱を収束させたという開山縁起があり、開山以来、一日も欠かさず御護摩祈祷を続け、毎日多くのご参詣の皆さまの願いごとの成就を祈願されています。
静寂に包まれた本堂の厳かな雰囲気の中、10名ほどの僧侶の方が護摩を焚きながら、読経です。
護摩焚き御祈祷の時に、参詣の方々がバックや財布を手にいそいそと羽織袴の寺職員のもとに向かいます。
これは、お不動さまの御霊徳をいただく「御火加持(おひかじ)というものだそうです。
参列者の大切なもの(鞄や財布など)を御護摩の火にあてることでお不動さまの御利益をいただくことが出来るというものです。
商売繁盛、家内安全等々間違いなしです。
今回の宿泊は、なんと山梨県石和温泉です。
千葉の成田山から首都高、圏央道、中央道といったコースで3時間弱では行けちゃうようになりました。
山梨銘菓となた桔梗屋信玄餅工場を回って、富士山河口湖にある富士レーダー記念館などを見学しての真照寺成田山講中でした。
三春真照寺成田山講中ということで、様々なご縁を感じます。
こうして成田山に参詣できるのも家族のお陰です。
そして自身の健康があっての賜物です。
旅の終りに山岸住職よりご挨拶があり「普段の生活が送れることが幸せです。あたりまえの事に感謝を忘れずに・・・」と成田山参詣を締めくくっておられました。
苦しい時に出会った人は神や仏に見えます。
しかし、日常に慣れてしまうと、特に家庭生活においては、伴侶の家事全般など「当たり前」のように思ってしまいますが、日常の生活の全てが本来は感謝の連続で送ることができているという事を教えていただきました。
成田山講中の中で、様々な方とのご縁をいただきお話を拝聴する中で、その仏の教えを身近に感じさせていただきました。
こうした経験の積み重ねが、この先自分の人生を、より良い人生にすることにつながるだろうと改めて教授していただいた成田山参詣でした。
お世話になりました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:41 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::成田山講中 |
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