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令和元年夏 紅蓮山観音寺参禅 龍吟初夜後




龍吟初夜後

山陰の浜田へ帰省の折に観音寺様で義祖母の二十三回忌法要を営んでいただきました。

その際の塔婆の裏に表記の「龍吟初夜後」と記されていました。

法要後、方丈様にこの「龍吟初夜後」の意味をお聞きしました。







禅語の一説で、語句「龍吟初夜後 虎嘯五更前」

龍は吟ず初夜の後、虎うそぶく五更の前

という禅語の一説です。






禅では夜を初夜、中夜、 後夜と三つに分けています。

その夜に仏の教えがあり、お釈迦様も明け方の明星に悟りひらいたとされています。

注 一夜を、初更(甲夜)・二更(乙夜(いつや))・三更(丙夜)・四更(丁夜)・五更(戊夜(ぼや))に五等分した称。

そして、「龍吟雲起 虎嘯風生」と解され、

初夜の後に「竜吟雲起~」(竜が唸ると雲が起る)がつく。

暁天(後夜・戊夜寅(とら)の刻)虎が吼えると風が生じる。

その後に禅修行の雲水への尊い悟りが待っている。と訳されていました。








「龍」は九つの動物の特質をかねそなえた聖獣・霊獣と云われています。

仏法を守護する天部八部衆の中でも、八大龍王は仏法を護る八体の龍神です。

三隅龍雲寺「法堂」の龍雲図のように、寺院の障壁や天井によく龍が描かれるのはそのためです。


古くより「龍」が一度鳴けばにわかに空がかき曇り、雷雲、嵐を呼ぶといわれています。


私の名前にも、龍の文字が入っているものですから他人事でゃありません。









「板塔婆」とは、故人の供養のため、梵字や経文などを書いて法要の時などに墓に立てる細長い板のことで、卒塔婆 (そとば)ともよばれています 。

板塔婆を建てることは良いこと善行をすることにつながり、その功徳を故人に廻らすという供養の一つの形ということのようです。

年回法要の時に、一回の法要に一枚だけ建立と思っていましたが、実は、花やお供物などと同じように、故人の供養と施主自身の功徳のために建立するということでした。




建てる数も施主が一本のみというところもありますし、建てたいという親戚も建てて20本くらい一度に建てるところもあります。
つまり、故人が親ならば法要の施主のみならず、兄弟や子供たちが各一枚ずつ建立というのもあり得るということでした。

また、建てなければ供養にならないということでもないということです。

そういえば、都内の墓地を見ますとやたら板塔婆の数が多いことを思い出しました。

当家でも本家ですので、先祖供養の年忌法要を多々施させていただいていますが、初めて聞くことでした。

どおりで板塔婆の料金が別に必要なわけですね。




この板塔婆を、よくよく調べてみますと、年忌法要や彼岸などに、お墓の周りに立てて、故人の冥福を願って建立するもので、サンスクリット語の“ストゥーバ”が語源と伝わっています。
その昔、お釈迦さまが入滅したあと、その舎利(遺骨)を納めた塔(ストゥーパ)を建てて供養したのが始まりとされ、それが日本に伝わり、三重塔や五重塔、多宝塔の意味となり、五重塔を模して五輪塔が建てられましたと記され、板塔婆とは、その五重の塔などの塔の簡略化したものです。










また一つ心が洗われました。


春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍



| ryuichi | 04:42 | comments (x) | trackback (x) | 石見國浜田 曹洞宗紅蓮山観音寺記::門前小僧の参禅記 |