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塵壺347号 三春城下新町真照寺下“幻の霊鉱泉「不動温泉」”と三春3名水 2020.6




塵壺347号「三春城下新町真照寺下“幻の霊鉱泉「不動温泉」”と三春3名水」 2020.6





(昭和14年4月の花まつり稚児行列での当店南側の旧セリ市場付近で撮られた写真ですが、右上に不動温泉が映っています。)


三春城下新町にある藩主秋田氏の祈願所真照寺下に昭和初期から戦後まで“幻の霊鉱泉「不動温泉」”がありました。
その昔、真照寺の奥ノ院参道に老杉が列なり、昼尚暗い谷間から湧出する薄茶色の天然温鉱泉が湧き出ていた。





この鉱泉で湯を沸かして入浴すると不治の難症に適するというもので、諸方より不動明王を御本尊とする真照寺へ水汲みの参詣者が絶えなかったと記されています。さらに、時の三春藩主秋田候も難症に悩んだ為、真照寺に1週間参籠してこの霊鉱泉で沐浴し満願の日に完治したと言い伝えられています。

時代は下って昭和初期。この話を伝え聞いた方が詳細を調べ、当時の福島県衛生試験場で成分試験を依頼したところ難病を治癒するに足りる成分が含まれることが解り、試験証明を交付されます。




また、その適応症について物理学の権威で、当時大原病院皮膚科長坂本医学博士に研究を依頼すると、婦人病、胃腸症、中風症、リウマチ、神経痛等の難症の治癒し得ることが証明され、昭和初期にしては珍しい木造三階建ての湯屋を開業するに至ります。





真照寺御本尊の不動明王にあやかり「不動温泉」と命名して営業を始めますが、太平洋戦争の勃発により営業休止となってしまいます。

戦後、郡山近郊の三階建て以上の建物が、日本復興計画の郡山駅前開発により集められ、旧不動温泉の自慢の3階楼建屋も昭和25年ごろ旧寿泉堂側に移築して昭和40年代まで旅館として使われていました。






現在はもう「不動温泉」はありませんが、真照寺の山を挟んだ城下馬場に三春の奥座敷「馬場の湯温泉」があり、三春近郊は元より全国からの沢山のお客様を迎えています。





城下町・三春の観光拠点として、また立ち寄り湯や湯治場としても利用されることが多い三春城下の奥座敷で、三ツ美屋旅館、若松屋旅館、そして、霊泉やわらぎの湯が軒を並べています。

全国有数のラジウム含有量を誇る泉質は、身体機能を活性化させ自然治癒力を高める効果があり、 卓効の湯と評判で、英気保養に努める人が全国各地から訪れます。

「馬場の湯」という名前の由来は、近くに三春藩の乗馬教練馬場があった名残です。

また、城下の名水と云えば「亀井水」「霞井戸」そして「霧の井戸」を城下の三名水に挙げています。





「亀井水」は、相馬街道が烏帽子石の黒木戸(藩政時代の城下境の門)をくぐり城下に向かって下り始めた道脇に涌き出している清水です。
現在は、光岩寺の参道入口に石柱が見られますが、当時は近世三春城下“入亀井”入口のすぐ上にありました。

この亀井水は、領内五万石の村々から城下へ至る主要街道沿いにあり、旅程の塵を払い手水の上で城下に入る「化粧水」として最も多く使われた清水と伝わっています。
明治期の道路拡張によってこの清水は地中に埋まりますが、光岩寺参道入口に導水して「亀井水」の標識が建てられ、今もその井戸にはコンコンと水が注がれています。





次に「霞井戸」。入亀井の鍵曲(かいまがり)とよばれるクランクから三春本城の搦手口(からめてくち)登り口右側にありました。
御城下の武家地にありますので清水を汲むのは武家に限られていたと考えられています。





最後に「霧の井戸」。中世三春城大手口前(南町)にあったと記されています。
この井戸の名前の由来は、城中よりその井戸から霧が立ち上るのが見えたと伝わっています。

また、殿様の茶の湯の為に水を献上する井戸という意味で「献上井戸」ともよばれていたようです。

尚、この「霧の井戸」は、中世の頃にこの付近にあったとされる「金座」の職人たちが喉を潤した清水ともいわれています。



    蒼龍謹白 さすけねぇぞい三春! 拝










三春城下馬場の湯温泉郷・営業再開のお知らせ
 
馬場の湯では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、国・県の要請を受け営業自粛・臨時休業をしておりましたが、 緊急事態宣言解除を受けまして6月1日より営業を再開しました。

 しかしながら、全国の感染状況はまだ予断を許さない状況にあり、感染防止の観点から、 館内施設の利用及び一部のサービスを変更して対応してまいります。
 また、営業時間や宿泊など、それぞれの旅館によって新型コロナ対策の対応が違うことがございますので、HP・営業時間内での電話等で確認の程をお願い致します。

 馬場の湯温泉郷は、お客様と従業員の安全と安心を第一に、新型コロナウイルス対策に取り組んでまいります。

 お客様、関係者の皆様にはご不便やご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。




   三春城下 馬場の湯温泉郷







    若松屋旅館 0247-62-2027





    三ツ美屋旅館 0247-62-2504






    みちのく霊泉やわらぎの湯 0247-62-2153







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| ryuichi | 04:17 | comments (x) | trackback (x) | 「塵壺」 三春昭進堂 |