2020-11-26 Thu
福の神「宇賀神」さまの周辺整備竣工記念直会
先ごろ、鷹巣宇賀石にある宇賀神様の周辺整備が一段落を迎えました。
その竣工記念の直会を、高屋敷稲荷神社神主 鈴木廣一宮司様、吉村管工所代表の吉村剛様、CLサービス代表の佐久間政重様、根本看板店の根本康一様と共に、宇賀神様と御縁がある馬場の湯若松屋様で行いました。
今年、令和2年の5月ごろに、当三春昭進堂の塵壺やHPをご覧いただくお客様からの「あの祠は何ですか?」「鬱蒼としているので勝手に掃除をしてもいいのでしょうか?」がすべての始まりだったように思います。
様々なご縁を経て、高屋敷宮稲荷神社神主の鈴木宮司、そして、佐久間様、根本様と共に「ナニコレ珍百景」へ出演、当店塵壺にも掲載しました。
私も、様々の御縁の中で塵壺に掲載させていただいたという関係と、その責任の中で微力ながら関わらせていただきました。
その間、高屋敷稲荷神社様に集う方々の草刈りや掃除といった御奉仕があり、少しずつきれいに整備されていきました。
先には周辺整備工事安全祈願祭を行い、工事の安全を祈願。
「宇賀神様及び周辺がきれいになるなら自由に使ってください」と、宇賀神様はじめ周辺の土地を有する皆様方のご協力を得ました。
友人である吉村管工所代表の吉村様からは「亡くなった親父が言っていたんだけど、神社の事にはには協力すっぱい!」と御奉仕をいただきました。
お陰様で、無事一連の工事が終了することができました。
宇賀神様門前の広域農道は交通量も多く、急な坂道、その上S字カーブが連続する状況です。
さらに冬期間は日当たりが悪く、路面凍結が発生しやすい場所です。
これらを少しでも改善したいとも思いがあり、周辺の草刈りや雑木・桑木の伐採を行ってきました。
さらに、根本的に地形の整地を行い、地盤を下げて見通しの悪さを改善を試みました。
また、見通しの観点から、農道の宇賀神様の対岸側に3~4台収容・切り返し可能な駐車場を整備しました。
お参りの際は道路横断となりますが、こちら側は上下とも見通しが良く、安全に車の出入りができると考えました。
鈴木宮司を中心と維した宇賀神様周辺整備の会を、仮称「宇賀神様奉賛会」としました。
宇賀神様、そして、高屋敷稲荷神社さまの元で、奉仕した仲間です。
改めて、人と人の御縁や繋がり、そして感謝の心の大切さを学びました。
樹齢5~600年は経ているであろうエドヒガン系の「宇賀神さくら」
こちらも、周辺の桑の木を伐採しその根っこもとりのぞきました。
また、桜の絡んでいた太い藤や蔦を取り除きました。
この「宇賀神さくら」は、よくよく見ますと、子供と孫と寄り添うように3本の桜が共生しています。
来春の」桜の時節には、きれいな桜花を咲かせて、道行く方々の心を和ませることでしょう~
戦国時代末期より続く宇賀神様です。
その長い歴史の中で、長年に渡り衛伝えられてきた「福の神」を次世代へ伝えるべく、三春在の”無名の市井の衆”として関わらせていただきました。
皆さま、損得勘定なし
誰かのためというのではなく、ただ無心での奉仕作業です。
この世知がない世の中を、半世紀近以上を生きてきまして、何やら先の見通しがおぼろげながら見え始めた年代に到達したからでしょうか、今迄の生き方を振り返ってみるようになった気がいたします。
忙しい毎日を送っている私たちは、つい自分を見失いがちですが、そうならないためにも、意識して反省をする習慣をつけなければならないと思いますが、現実にはなかなかできません。
この宇賀神様の周辺整備は、自分を顧みる良い機会になったような気がいたします。
「宇賀神さくら」と呼んでいますが、この桜のようにしっかりと大地に根を張り、目立たなくても人知れず、可憐な桜花を咲かせるような生き方~
このいかにも愚直にも見える方法が、実は満足した人生を送り、幸せをもたらす一番の方法だと「宇賀神様」に教えていただいたような気がいたします。
そして、勧請以来500年は過ぎたであろうと考えている宇賀神様です。
その時々で手を加え補修や整備をして来たんだろうと思います。
世界的な規模のコロナ禍である令和2年に、この宇賀神様を整備させていただくのも何かの御縁です。
次世代へ、つなぐ役目をさせていただいているという感覚で奉仕させていただいています。
宇賀神様にかかわるすべての皆々様に感謝を申し上げ、ご報告とさせていただきます。
心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:42 | comments (x) | trackback (x) | 🌸宇賀石 宇賀福神さま |
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