2022-06-11 Sat
真照寺の裏庭が見える本堂の縁側です。
わたしのお気に入りの場所です。
特に、夕方が最高です。
真照寺本堂の外側に、三春の書道家故渡辺絃川先生の主催する「絃川会」による様々な墨跡の額が掛けてあります。
お寺に訪れるたび、その時どきの、自分の心境により,目につく額が違います。
繁忙期の一段落したこの時節だからなのでしょうか?
ひときわこの「洗心」の文字が際立って語り掛けて来るようです・・・・
この縁側に座って、庭園を唯ぼんやりと眺めているだけで究極な贅沢な時間を味わえます。
優しい日差しが、新緑に映し出し、水面に映る。
城下の喧騒が微かに聞こえる中で、閑に時を刻んでいきます。
きっと数百年もこうして来たんだろうなぁ等と思いを巡らし、閑かな一時を過ごします。
しかも、春夏秋冬問わず、四季折々の風情を楽しめます。
其れもそのはずです。
この庭園は、三春藩の殿さまの庭ですから・・・
縁側の中は、殿さまのおなりの間です。
尚、天明の三春大火で御城(御殿)も消失しましたが、再建するまでこの真照寺を仮御殿としていました。
仕事の合間を縫って散歩がてらの参拝いしています。
往復でも徒歩5分です。
ただただぼんやりと10分くらいボンヤリと・・・・
この時期ですと、ガマガエルの求愛の歌や小鳥たちのさえずり。
さらには新緑の若葉の風に揺れる音等々・・・
山鳩やカルガモにも出会えます。
夜の戸張が下りる少し前~この夕刻という特別な時間。
仕事を終えた云う安ど感と共に、心身ともにリラックスしていきます。
初夏の装いの「蒼龍」
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂
| ryuichi | 04:01 | comments (x) | trackback (x) | 三春藩主秋田家祈願所 真照寺::祈願所の四季 |
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