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小峰満政等二十人連署一揆状 応永十一年(1413年)





小峰満政等二十人連署一揆状 応永十一年(1413年)




一揆契状(けいじょう)を取り交わした国人一揆は、守護などの外部勢力の侵入に反対する在地領主層の軍事同盟として形成されていました。

また、一揆契状に境相論や市井での紛争などに対する解決措置とともに、逃散の領民百姓や下人への対応策なども書かれているのがあり、領域内の農民支配を貫徹するための組織であったと考えられます。




安積郡伊東氏を中心とする一揆諸将 松藩捜古所文書()内は、有造館本結城古文書写 所属氏

須賀川刑部少輔行副 (稲村刑部少輔行嗣)二階堂氏 須賀川市守屋?

篠川藤原滿祐 (佐々川藤原満祐) 伊東氏 安積町笹川?

伊東下野七良藤原祐持(伊東下野七郎藤原祐時)伊東氏 喜久田町堀之内?

窪田修理亮祐守 (窪田修理亮祐守) 伊東氏 郡山市久保田

高倉近江守鎖定 (高倉遠江守顕貞) 田村氏 中田町高倉

大豆生田沙弥通綱 (大豆生田沙弥道綱) 伊東氏 大槻町

小峯藤原滿政 (小峯藤原滿政) 白川氏 白河市

下枝沙弥性善 (下枝沙弥性善) 田村氏 中田町下枝

御代田平季秀 (御代田平李秀) 田村氏 田村町御代田

中津川三河守秀清(中津河参河守秀清)田村氏 中田町中津川

川曲宮內大夫季隆 (河曲宫内大夫季隆)田村氏 中田町川曲

猪苗代三河守盛親 (猪苗代参河守盛親)葦名氏 猪苗代町

河內藤兵衛祐春 (河內藤原祐春)伊東氏 逢瀬町河内

多田野沙弥遲久 (多田野沙弥聖久) 伊東氏 逢瀬町多田野

川田左衛門尉祐義 (河田左衛門尉祐義)伊東氏 三穂田町川田

名倉藤原祐清 (名倉藤原祐清) 伊東氏 名倉町

阿子嶋藤原祐清 (阿子嶋藤原祐善)伊東氏 熱海町安子島

部谷田沙弥勝慶 (社谷田沙弥慶勝)長沼氏 郡山市日和田

中路沙弥性久 (中路沙弥性久) 伊東氏 湖南町中地

稲村藍質滿藤 (藤原滿藤)二階堂氏 須賀川市稲村



石川氏を中心とする一揆諸将 秋田藩家職白川文書

松川源朝光 石川氏 東白川郡古殿

蒲田長門守光重 石川氏 東白川郡古殿

牧源盛光 石川氏 石川郡石川町牧

前田河沙弥祐菊 伊東氏 須賀川市前田川

守屋藤原祐国 二階堂氏 岩瀬郡岩瀬

取平沙弥慈本 

富田藤原祐昌 伊東氏 郡山市富田

早水藤原祐藤 伊東氏 郡山市早水

八俣沙弥長源 石川氏 石川郡平田村

神山沙弥祐金 伊東氏 三春町熊耳

田口民部大輔光顕 石川氏 東白河郡古殿

面川掃部助光高 石川氏 平田村永田?

中畑上野介師光 石川氏 西白河郡矢吹

小貫修理亮光顕 石川氏 石川郡浅川

炭釜源貞光 石川郡玉川

小高源藤光 石川郡玉川

左近将監政光 石川氏 不明



戦国期の田村領では、田村氏の一族である「家門」を中心とした地域的な家臣団編成がなされ、この「家門」は、それぞれの所領を持ちいわゆる「在家」を配下として半自立的な傾向を持ちっていたとみられ、田村領における東西南北の配された各々の要害・城館の配置、そして与力騎馬武者の数や館下における街並み整備等の構造にからも見て取れます。

応永六年(一三九九)、南奥諸将の支配の監視するために、時の鎌倉府政所から篠川公方、そして稲村公方が派遣されます。
応永11年に結ばれた「仙道国人一揆(応永十一)」を見ても判る通り、 南奥の領主は、その両方の差配を受けることになり、安積郡の伊東氏、田村荘の田村氏、岩瀬郡の二階堂氏、石川郡石川氏などは、両方のもとに組織化された。

この一揆状を見ますと、伊東氏を中核として伊東氏以外にも多くの領主が参加した一揆、石川氏を中核とした一揆には、伊東氏と石川氏との連携した一揆であることが解ります。しかし、田村氏を中核とした一揆は、全ての一揆勢が田村氏配下とみられ、この一揆そのものに田村氏の御家門一族一揆であると考えられます。

「仙道国人一揆(応永十一)」から時代は百年ほど後になる戦国時代末期の田村家中が、室町期に結ばれた一族一揆を母体として形成され、田村氏の一族である「家門」を中心として、田村荘(庄)を中心とした田村領(小野保含)の中で編成されていることも納得できます。





三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍



| ryuichi | 04:04 | comments (x) | trackback (x) | 戦国大名 三春田村氏::御春輩(みはるのともがら) 田村武士衆 |