2023-01-08 Sun
元旦「西方水かけまつり」 三春在西方
コロナ禍の関係で3年ぶりの開催となりました。
この”水かけ”の神事は、村に疫病が流行ったとき、水場(行井戸)から霧が 立ち上り、まもなく疫病が治まります。
一村全滅にもなりかねなかった疫病が、霧のごとく消滅したことを村民皆で喜び「これは西方鎮守塩釜神社神霊の加護に相違ない」と、村民が「水祝いの行事」で水垢離(みずごり)をとって御礼参りをしたことに始まったと言われています。
もう一説、古老の説明によれば、西方城主千葉紀伊守が、配下の与力や領民の士気を鼓舞するために始めた祭事といわれています。
この祭りは、大滝根川に沿った三春町西方地区の塩釜神社で、子孫繁栄と五穀豊穣祈願のため、三百年余りの伝統を持つ小正月の行事で、以前は小正月の十五日に行われていましたが、現在は正月元旦に行われています。
まず、前祝いの酒宴がもたれ、頃合いを見て全員がまわし一つの裸となり、村を流れる大滝根川に入って禊ぎをします。
続いて一同うち揃って塩釜神社に参拝し、一気に行井戸にかけおりると、地区内の田んぼに入り桶やバケツで泥水を掻け合います。
水かけ祭の泥を、観客の方も浴びると、ご利益があり「自身の厄が落ちる」とされていますので、新年初めの厄払いに大勢の参拝者が訪れています。
尚、付近には駐車場がありません。
三春田園生活館「三春の里」駐車場をご利用ください。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
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