CALENDAR
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<  2024 - 04  >>
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
    k1
OTHERS




塵壺392号「私の還暦祝い・・・二つのサプライズプレゼント」 令和6年3月発行




塵壺392号「私の還暦祝い・・・二つのサプライズプレゼント」 令和6年3月発行


私の還暦祝い・・・二つのサプライズプレゼント
 
私事になりますが、辰年の今年1月20日に人生の節目である還暦を迎えました。







その日の午後、一つ目のサプライズなプレゼントがありました。

そのプレゼントは大きな油絵で、その作者は私の大叔父である故高橋哲夫でした。
 
哲夫さんは、自由民権運動などの歴史研究家で有名でしたが、絵の才能も非凡であり、自身による多くの著書の挿入絵なども手掛けており、哲夫さんの絵の収集家や愛好家も多かったと聞き及んでいます。

しかし残念ながら、実家であるわが昭進堂には一枚も絵画はありませんでした。






 その絵をプレゼントしてくれたのは、私の大先輩である田中金弥さんでした。

金弥さんは店に入ると「私の終活の一環として、そしてこれまで続けてきた『塵壺』への高橋先生のご褒美だと思って受け取ってください」と梱包された絵を静かに開封されました。

これには居合わせた妻共々驚き、言葉も出なかったほどでした。
 
この絵の由来をお聞きしますと、大叔父が一番弟子と認めた田中さんが役場を退職するときに「還暦の祝いと一緒に!」と言ってプレゼントしたものということでした。


 その絵は、山間の田んぼの水面に杉の木が映り、あぜ道を農夫が通っていくというもので、その農夫の小さな帽子の色だけが「赤」でした。

 「赤」は邪悪を払うという意味があり、還暦には不可欠な色なのです。

「私も退職後もいろいろありましたが、この絵を家の玄関に大切に飾り、16年間この赤の帽子に感謝しながら“日々これ好日”で過ごしてきました。今度は、龍ちゃんも、あと16年はガンバレ!とのエールの意味も込めて、この絵を実家である三春昭進堂に戻します。これからも多くの愛読者のために『塵壺』を続けながら新しい歴史を築き上げてください。」と言って帰られました。






 この絵を見返しながら、還暦を迎えられた御礼に氏神様である田村太元神社に参拝して仁王門や社殿に設えてある龍の彫刻「雲龍」をじっくりと眺めてきました。

「雲龍」はその全体像をはっきりとは見せてはくれません。

顔が見えている時は、身体はほとんど雲に隠れて見えない。身体がちらっと出た時にはもう顔が見えません。

だから龍というのは世の中・世間と同じで全体を掴む事は永遠に不可能だという意味が込められているということを示していると聞いたことがあります。


 赤い帽子の農夫には「還暦に際して、雲龍が示唆する人生訓を思い返して、これまでの経験値から自分で分かったような気になっていることも全て見つめ直し、これからの人生を謙虚な心で改めて積み重ねて行きなさいよ」とこの絵を持参した金弥さんから改めて人生訓を教授していただいたような気がいたします。


 早速店内に配して、日々研鑽の糧としています。




 

そしてもう一つのサプライズです。ファミリーのような蒼龍御用人会6人の計らいで「還暦祝い」を馬場の湯温泉「三ツ美屋旅館」で開催してくれました。

 還暦の衣装「赤いちゃんちゃんこと頭巾」を身に着けて、家族もご招待を受けての本当に楽しい還暦祝い祝宴です。

 このメンツは、彼らが中学生の頃より35年来の付き合いとなる元アルバイト・スタッフの面々で、公私ともに家族の様な存在です。

父の葬儀の際にもお骨上げをしてもらいました。






 還暦祝宴の前に、いまいずみ写場にて記念撮影があり、メンバーの構成や成り立ちを聞いた今泉社長から「今日だけは肩書や役職を忘れて、中学生に戻ってはしゃいでください!」と云う粋な注意喚起がありました。

そして、「嬉しいねぇ、35年来のメンバーで還暦を祝って・・・幸せだね!」とのお言葉をいただき、我慢していた涙がとめどなく溢れてきました。

本当に幸せ者です。





 こうして還暦を迎えられるのも、これも一重に家族、お客様、友人知人、スタッフの皆さんなど様々な方々のお引き立てを頂戴していること。

さらには、神仏やご先祖様の御加護があっての賜物だと思います。

心より御礼申し上げます。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りながら、ご高配、ご贔屓くださいますようお願い申し上げます。






      蒼龍謹白 さすねぇぞい、三春!  拝 


| ryuichi | 04:23 | comments (x) | trackback (x) | 🌸「塵壺」 三春昭進堂 |