2024-03-31 Sun
三春在住の写真家、松下修さんの写真集「三春の三猿(庚申塔)」です。
松下さんが持参していただきました。
三春在郷にあるお寺に祀られた「庚申塔」
「庚申講」は、庚申信仰の信者たちがあつまってつくる講です。
庚申信仰は、60日に一度めぐってくる庚申(かのえさる)の日に、その夜はねむらずに言行を慎しみ、健康長寿を祈念する信仰講で「庚申待(こうしんまち)」、「守庚申(しゅこうしん)」呼ばれています。
この信仰のもとは、志那の老子の教えにもとづく道教によるもので、庚申の日になると、人の体内にいる三尸(さんし)の蟲(霊物)が、庚申の夜に天にのぼって、その人の罪を天帝に告げるために、寿命をちぢめられると言い伝えられてきました。
庚申の日に寝ないで日をまたげば体内から抜け出すことが出来ないということから日付が変わるまで健康長寿を祈念したと言う訳です。
庚申塔には、すべての悪いものを追い払う力がある青面金剛(しょうめんこんごう)や、その神使いであり謹慎態度をしめす 三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)と二羽の鶏(にわとり)、上方には日待(ひま)ち、月待(つきま)ちを表す日月(じつげつ)が浮きぼりされているのが刻印されています。
店内に配してありますので、ご覧ください。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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