2024-07-27 Sat
小説「小生瀬」 渡辺哲男著
三春、込木を祖とする栃木県矢板在住の渡辺哲男様よりご自身の著書「小生瀬」を頂戴いたしました。
渡辺さんは、当店のHPもご覧になっているということで、当店に近い込木に自身のご先祖さんがあるということで、詳細が解ればということでご来店いただきました。
「小生瀬」という小説は、小生瀬村の惨劇~生瀬騒動として、江戸初期に茨城県大子町にあった山村の住民が、支配者によって皆殺しにされて村が消滅したという言い伝えなどを基に農民が起こした争いを抑え込むためだったとする資料に疑問を持ち、「書かざるを得ない気持ちになった」と農民の側の視点に立ち、5年をかけて書き上げたということで、ご家族もその構成に携わっています。
新聞の取材で、「力で治めるには、あったことをなかったことにする(のが有効)。現代にも通じると危機感を覚えた。組織の目的を間違うととんでもないことになる。特に若い人に読んでほしい」渡辺さんは話していますが、大変勉強になるお話でした。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:39 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |
TOP PAGE △