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塵壺404号 「成田山節分會御守」 山内「い津美や」 令和7年3月発行



塵壺404号 「成田山節分會御守」 山内「い津美や」 令和7年3月発行


三春城下真照寺節分会も終わり、春の兆しを求めて成田山新勝寺へ参拝に出かけてきました。

参詣を済ませ、懇意にさせてもらっている山内の食事処「い津美や」の女将さんへ新年のご挨拶に伺いますと、節分会「成田山御福豆」と開運招福の御利益がある剣守「成田山節分會御守」をいただきました。 






この「成田山御福豆」は、本来は、お坊さまや職員に配られる特別な節分会の福豆だそうですが、成田山新勝寺の山内や参道の門前町で商いをされている商売屋さんにも御福分け(お裾分け)があり、それぞれの御贔屓筋やご縁のある方々にお配りしているという有難いお守りです。

女将さんは私の亡き母と同年代で、お姑さんの跡を継ぎ食事処を営んで六十有余年。






ご実家の亡きお父様の名前が“龍吉”さんといい、私“龍一”と同じく名前に“龍”の字を持っているというのも、何かの御縁なのでしょう。母のようにいつも温かく迎えていただき、近況や他愛もない世間話をしながら特製おでんを肴に、まだ日のあるうちの一献!居心地が良くつい長尻になってしまいます。

成田山詣は、当三春昭進堂髙橋家は真照寺の檀家ではありませんが、門前で4代前の曾祖父より商いをさせていただいているというご縁から、2代目の祖父傳造の代より私まで3代に亘って「真照寺成田山講中」(コロナ以降中止)の講員として成田山新勝寺に参拝し、個人的にも年に数回参詣しています。








祖父や父の代の成田山講中は、道路や鉄道事情も悪く、早朝三春を出発して夕方に成田山に到着、夕食もそこそこに、翌朝の新勝寺一番の護摩祈祷を受けて三春へ帰るといった具合だったそうですが、根が好きなもんですから御祈祷までの空き時間には、い津美やさんで気の合う仲間と一献傾けていたようで、祖父の代より3代続くお付き合いです。






成田山新勝寺門前(目の前)にある旅館「若松本店」さんを定宿にしていますが、「折角門前に泊まるなら朝一の御護摩祈祷に参詣しては」と三春城下真照寺の住職から案内をいただいてからは毎回参詣の際には朝六時から行われる一番の「御火加持」(おひかじ)」と呼ばれる御護摩祈祷(おごまきとう)に出頭しています。


午前5時半、御火加持に先立って案内役のお坊さんから、「仏教での修業とは、心と身体、そして言葉の清らかになる修練です」と教示され、他の参拝者と一緒に心静かに待ちます。    

定刻となり、管主・導師様が入場されて堂内に大太鼓が響き渡り、御護摩祈祷の開始。山内の僧侶・職員総勢50人が集まった勤行・護摩祈祷は迫力がありました。

御火加持は、煩悩を護摩焚きの焔で焼き尽くし災厄を祓い開運平安を願うもので、薪を煩悩に見立てて、不動明王の焔で焚き上げるとされています。

護摩焚きの祈祷が終わると参詣の方々が荷物を手に前の方に進み、お坊さんや紋付き袴の職員の方々にそれらを手渡し、護摩焚きの残り火にかざしてもらいます。

これは、成田山の御火加持では、自分の大切な鞄や財布などを護摩火であぶってもらうことでお不動明王さまのご利益をいただき邪気を払うというとされています。

私も、財布や家族の写真の入ったスマホ、免許証、車のキー、御数珠等を入れて来た鞄をお坊さんに託して護摩火であぶっていただきました。


尚、コロナ前は、祈祷が終わると退席される管主様が手に持っているその御数珠で私たち参拝者の低頭する頭を触っていかれました。いわゆる「お数珠頂戴」というもので、管主さまの功徳を分けていただけましたが、今は自粛されています。

成田山新勝寺不動様の御護摩祈祷は、非常に強い浄化のパワーとご利益を授け、道を切り開く力と困難を乗り越える知恵をもたらしてくれるということで、日ごろのご加護とご縁に感謝して、商売繁盛、家内安全など所願成就をお願いしてきました。

福和内!  蒼龍謹白  さすけねけぞい三春  拝











3月の定休日のおしらせ

3月4日(火)、5日(水) 連休です。

3月11日(火)、12日(水) 連休です。

3月18日(火) お彼岸期間中ですので通常営業です。

3月25日(火) お休みをいただきます。

よろしくお願いいたします。










「塵壺」の単行本出版を目指して校正やデザイン等の作業を一生懸命になって進めています。

もうしばらくお待ちください。

   詳細は、後の塵壺にてお知らせいたします。


中々、蔦屋重三郎のようにはいきません!



三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍




| ryuichi | 03:12 | comments (x) | trackback (x) | 🌸「塵壺」 三春昭進堂 |