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三春物語229番 「三春盆風景 高乾院の迎え火」

三春藩主菩提寺高乾院の迎え火風景

八月、三春城下各所で太鼓の練習が始まり、お盆の時期を迎えます。
お盆は、三春に限らずの寺院では、施餓鬼供養が行われますが、地獄の責め苦を救うという目的より、一般的には、先祖の霊が帰ってくる日として考えられています。
また、帰ってくる祖霊にさまざまな農作物を供えるしきたりから、豊作儀礼としての意味もあります。す。
祖霊を迎えるための盆棚を作ります。盆棚に仏壇から位牌を移し、盆の間仏壇の扉を閉めておきます。
盆棚には季節の野菜や果物、キキョウ、萩、ホオズキ等のお盆につきものの花、白玉だんごなどを供え、先祖の霊が乗るといわれるきゅうりやなすびで作った馬や牛を並べます。きゅうりに割り箸を刺した馬は、お盆に少しでも早くこちらに着けるようにとの思いを表現したもので、なすびに割り箸をさした牛は、お盆が終わって帰るときはゆっくりと、という思いがこめられているといわれています。



かつての、三春城下での「盆の墓参」は、城下町らしく旧士族は紋付き袴と定紋付弓張提灯を持って12日夕刻、町方は13日の夕刻に参るとされていました。
どちらも、夕方暗くなったら門口で「迎え火」をたいて祖霊を迎えます。
これは、祖霊が迎え火を目印に帰ってくるといわれているためです。
新盆の家に飾る「盆提灯」に電気をつけるのも同じよな考え方で、その家の中に祖霊が滞在している印であるとされています。



16日の送り盆には、夕方暗くなったら、祖霊があの世に無事につくようにとの願いをこめて、家の門口で「送り火」をたいて祖霊を送ります。



| ryuichi | 20:24 | comments (0) | trackback (x) | 🌸三春城下荒町::安日山高乾院 |
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