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三春物語230番 「三春の怪猫談」


 三春には「怪猫」の話がいくつか伝わっています。
江戸期のお家騒動絡みに話がほとんどですが、明治以降に作られた話です。
明治維新後、三春町民は、不安な世情と大火や大雨など天変地異から、憶測が憶測を呼び少しずつ物語が作られていったのでしょう。
 お家騒動の怪猫話に、家老の荒木家がよく取りあげられます。
お家騒動は、享保年間に発生し、天明の滋野火事の大火までは70年という時間が経過しています。また、明治の大火での怪猫騒ぎまでは、なんと170年という時間が経過しています。この時間差に因果を求めるのは無理な話ですが、世情不安のなかで人々は不安を抱き、悪役を作りたかったのでしょう。



現在、荒木家の墓が、荒らされ放置されていますが、筆頭家老職にあった家の墓所を当時荒らせるはずもなく、明治期初頭に誰かが意図的に、荒木家を追い込み、跡取りがないことを良いことに三春から追い出しました。
さらに大火の直後に「大火の化け猫」話を作り上げ、焼け出された人々を翻弄して、一部の人々が、腹いせ紛れに、墓所を荒らしたのでしょう。
裏には、威信のどさくさに紛れて、三春藩の解体での利を独り占めしたと考えても不思議はありません。



この話も、明治期に作られた化け猫話の一つです。
新町にある禅寺には化け猫の話が残っています。
昔、「御大尽」とよばれた大金持ちが突然死にました。
葬儀行列の際、突然空が暗雲に覆われ豪雨となり、雷光が走りました。
すると、雲間から猫の目が光り、猫は棺桶に足をかけてきます。
和尚は払子を猫にはらうと猫の尾は斬られ天空へ逃げ去りました。
また、和尚様が可愛がっていた老いた「トラ」という猫と暮らしていましたが、
食うに食えなくなり、化ける力を身に付けたトラが和尚様にある提案をします。
他の大きな寺であった葬儀の死体を奪うので「トラヤトラヤ」と唱えれば下ろすから、
と和尚に語りました。
果たして化け猫トラが死体を奪うと何をしても棺桶は下りてきません。
困った村人たちはワラにすがる思いですぐそばの貧乏寺の和尚を呼びに行きます。
和尚は、ははぁこれがトラの言っていたやつだな、と早速
「トラヤトラヤ」と経を唱えた。すると棺桶はスルスルと地に下り、城下の人は、和尚の法力に驚きました。





| ryuichi | 05:28 | comments (0) | trackback (x) | 平成版三春怪奇伝説::三春城下夜話 |
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