2025-08-25 Mon

門前の小僧 お盆明けの山陰石見 曹洞宗紅蓮山観音寺参禅
もう30年になりますが、盆明けの夏休みに墓参を兼ねて山陰島根県浜田市に帰省しています。浜田の家も老朽化と無住ということもあって今年夏前に解体が終了して、徒歩10分のと事にあるビジネスホテルを我が家のように使っています。
紅蓮山観音禅寺方丈 穆清道久老師の下で参禅しました。
朝2時30分に起床して、観音禅寺へ
月に照らされた山門を通って坐禅堂を兼ねた本堂へ向かいますが、北国三春の夏の夜とは違い、日本海特有の高温多湿の夏の真夜中で、冷房の効いた寝室から1歩外へ出るとじわっと一気に汗ばんでまいります。
曹洞宗の坐禅は「只管打坐(しかんたざ)」、ただひたすらに坐るということです。

今回は、修行僧の中村和尚、祖燈和尚、そして観音寺後継者となる道隆和尚様にご指導をいただいての参禅です。
坐っているだけでも汗がしたたり落ちる本堂の片隅で、大きく息を吸いゆっくりと吐くという坐禅本来の呼吸をしながら、時折、火灯窓(かとうまど)より吹き込む微風に、幸せを感じながら、只々坐り続けます。
大袈裟な言い方かもしれませんが、この非日常的な空間の中に、普段なら気づかないような”小さな幸せ”に”ありがたさ”を感じ、”生きている”、”生かされている”ということが実感できます。
家族へ感謝しながら、1年分の溜まりに溜まった”心の塵芥”の洗濯です。
暁天(後夜)の坐禅、そして曹洞宗朝課の後に、朝食をいただきます。
禅宗の寺院では食事をつくることと、それを食することは座禅をすることと同じように大切な修行であると考えられています。
修行僧は応量器という食器で食事をいただきます。
自分で食べられるだけの量をいただく、適量を心得ることを基本とします。
使った食器は水を無駄使いしないよう、食作法にしたがって自分で洗います。
食事は坐禅と同じであるとご指導いただきました。
足を組んでお経を唱え、一言も言葉をはっぜず無言で目の前の食事をいただきます。
観音寺では玄米粥です。
一口分を三回に分けて口に含みます。
そして約百回ほどよく噛んでから飲み込みます。
少量の小豆の入った玄米の粥は程よく触感があり、噛めば噛むほどに甘みが増してきます。
他に副食として、数種類の煮物、煮豆、漬物、そして、ごま塩
全て単品で口に入れてからよく噛みます。
一品一品の食材をよく味わうように、ごま塩以外は一緒に口に含みません。
粥なら百回、副食物でも30回は嚙んだ回数を数えながら食べていますので、正しく坐禅同様です。
「法は是れ食、食は是れ法」
鎌倉時代、曹洞宗の開祖となった禅僧道元禅師が、仏法に適うように食事をつくり、作法を守って食べることが禅の修行であると説いています。
食前、食後に「いただきます」「ごちそうさま」と唱えて、食べ物となってくれた生き物の命と、食事作りをしてくれた人々に感謝するのは道元禅師が教えた食事作法からだといわれています
「赴粥飯法」には食事する心得が説かれています。
食の乱れは心の乱れとして、日常茶飯事という言葉通りに日々に心掛けるべき生活の基本が食事のいただき方を説いています。
また、食事をいただく場所である僧堂への入り方から、箸の上げ下ろし、自前の食器の洗い方・しまい方まで、食事に関する作法をご指導いただきました。
1つは、器や箸を持つときは必ず両手で扱うこと。
こうすると、まず物を丁寧に扱うことになり、食べる姿が美しくなります。また、他の器に目移りして迷いをすることもなくなるので、いまこの瞬間に目の前にある食事としっかり向き合うことができます。
2つは、噛む間は箸を置くこと。
これも、口の中に食べ物があるときにはその感覚にしっかり意識を向けるということにつながります。
3つは、食べるときには話をせず、なるべく音を立てないようにすること。
これは1つ目にも通じていて、ながら食べをしないためにも大切なことです。
4つは、食べ終わったら食器にお茶やお湯を注ぎ、1切れ残しておいた漬物などで食器をぬぐうこと。
これは、洗い物に使う水の節約になり、またそのお茶も最後に飲み干すことで、料理として表現されたすべての命をいただききるという実践になります。
食事をいただく直前には、「五観の偈(げ)」と呼ばれる偈文を唱えます。
五観の偈は、料理を食べようとしている人に、さまざまな「反省」を促します。
今目の前に運ばれてきた料理は、多くの人の手を通って初めてここに成立している一期一会の存在であることをきちんと認識しているか、その料理を食べるに値する徳行をふだんから積んでいるか等々。
そこには厳しい“問い”があるように思います。
食事の前にこれらのことを思い返すことで、自分を支えてくれている他者への感謝や、命に対する畏敬の念、今の状況に対するありがたさを感じながらいただきます。
観音寺方丈様の師匠の白山老師の提唱された「玄米食・噛むの効用」
最低100回はよく噛む
噛むことによって分泌される唾に含まれる「パロチンホルモン」と「パンクレアチン酵素」
1、爪が割れず
2、かかとあれず
3、手かじかまず
4、痰からまず
5、炎症起こさず
6、熱発せず
7、風邪ひかず
8、鼻汁です
9、睡眠五時間以下
10、目方上がらず
11、傷口化膿せず
12、毛太く強くなる
13、リズム食判る
14、夏負けせず
15、陽性になる
16、腹減らず
17、便通ヨシ
18、頭禿げず
19、視力強くなる
20、間食なくなる
21、神経 太くなる 肝が据わる
22、安心泰 脈良好
23、腰冷えず
24、歯強くなる
25、冬暖かし
26、自己の波長が判る
27、無意識能力
28、執着・固執せず
29、集中力抜群
30、呼吸 深くなる
31、毒物浄化排出
また一つ、心が洗われました。
今回は、コロナ禍もあっての5年ぶりとなる津和野、太鼓谷稲成神社も参拝
そして出雲大社にて御祈祷を受け、八足門内にて参拝して様々なご縁に感謝申し上げました。
玉虫くんおお出迎え!初めて見ました・・・
直会もしっかり
三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:48 | comments (x) | trackback (x) | 🌸島根石見國浜田 曹洞宗紅蓮山観音寺記::門前小僧の参禅記 |
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