2025-09-05 Fri
塵壺410号 「玄米食、よく噛む」のすすめ 白山孝純老古佛 観音寺参禅粥坐 令和7年9月吉日発行
お盆明け浜田帰省の折、観音禅寺方丈花吉穆清道久(ぼくせいどうきゅう)老師の下へ参禅し、「行鉢(ぎょうはつ)」粥坐(しゅくざ)に於いて、穆清老師より自身の師匠である正師家白山孝純大和尚の提唱された「玄米咀嚼」を教えていただきました。
暁天坐禅、曹洞宗朝課の後に、精進の粥坐(朝食)をいただきます。
「法は是れ食、食は是れ法」禅寺では、食事をつくること、食すること、座禅をすることは、同じように大切な修行であると考えられています。
禅寺での食事を「行鉢」と言い、読んで字の如く「鉢」応量器(おうりょうき)という食器を「行ずる」という大事な修行です。
この応量器は、サイズが少しずつ異なるお鉢が五つあり、重ねるとひとつにまとめることができます。自分で食べられるだけの量をいただく、適量を心得ることを基本とします。
足を組んで「赴食飯法(ふしゅくはんぽう)」のお経を作法に即して唱え、無言のまま全員で同じの速さで食します。これは連帯感を育むという意味ないもあります。
一番大きな鉢自体が仏さまとされており、直に置くことがないように小さな鉢があります。さらにこの鉢に口をつけることも厳禁ですので、匙(さじ)で別の鉢に取り分けて粥を食します。
坐禅の姿勢で背筋を伸ばしたまま、器となる鉢を三本の指で支えて口元までもってきて1口分を3回に分けて口に含みます。粥なら100回、副食物でも30回以上は噛みます。
噛んだ回数(100)を数えながら食べています。坐禅の時も、1から20まで数を数えてはまた1からといった具合に、数えること以外考えないようにしながら只々坐っている要領と同じに思えます。
少量の小豆の入った玄米の粥は程よく触感があり、噛めば噛むほどに甘みが増してきます。
他に副食として、数種類の煮物、煮豆、漬物、そして、ごま塩。一品一品の食材をよく味わう為に、ごま塩以外は一緒に口に含みません。

一、 器や箸を持つときは必ず両手で扱うこと。
食べる姿勢が良くなり、目の前にある食材としっかり向き合うことができます。
一、噛んでる間は箸を必ず置くこと。100回噛むということに意識を集中させます.
尚、箸を置くときには先端を自分に向けて、当該の器の上にきちっと揃えて置きます。
一、食事中は話をせず、なるべく音を立てないようにすること。
一、食べ終わったら食器にお茶やお湯を注ぎ、1切れ残しておいた漬物などで食器をぬぐい、そのお茶も飲み干すこと。
これは、後の器の洗浄に使う水の節約、無駄を省くことになります。

「玄米咀嚼」では、よく噛むことの効用が示されています。唾液中の消化酵素の分泌がさかんになり胃腸の働きを促進し、少量でも満腹感が得られ、活力増強、そして発ガン性の抑制に効果があるということを示しています。
また、子供の頃に分泌される成長ホルモンが、思春期を迎えるころより減少していきますが、よく噛むことによって成長ホルモンが再び分泌され、長生きに必要な丈夫な脳と体、骨つくりのための細胞が活性化されます。
その結果としてアンチエイジング(抗加齢)効果が得られ、物忘れやけん怠といったものが少なくなり、いつも冷静で明晰な頭脳の維持につながると教示されました。

さらに、玄米にはビタミンB群、鉄、マグネシウム、カリウム、マンガン、亜鉛などそして強い抗酸化作用を持つとされるビタミンEや整腸作用や免疫力の向上、生活習慣病の予防や改善に期待ができる食物繊維を摂取できます。
食の乱れは心の乱れとして、日常茶飯事という言葉通りに日々に心掛けるべき生活の基本が食事のいただき方、そして食事をいただく僧堂への入り方から、箸の上げ下ろし、自前の食器の洗い方、終い方まで、食事に関する作法をご指導いただきました。
作法とは“法を作す”、食事を作法通りに正しく頂くことが出来れば生活全般(諸法)も自ずと調ってくる、そして仏法の教えに従ってきちんと作して行くことだと説かれています。
観音寺方丈様の師匠の白山老師の提唱された「玄米食・噛むの効用」
最低100回はよく噛む
1、爪が割れず
2、かかとあれず
3、手かじかまず
4、痰からまず
5、炎症起こさず
6、熱発せず
7、風邪ひかず
8、鼻汁です
9、睡眠五時間以下
10、目方上がらず
11、傷口化膿せず
12、毛太く強くなる
13、リズム食判る
14、夏負けせず
15、陽性になる
16、腹減らず
17、便通ヨシ
18、頭禿げず
19、視力強くなる
20、間食なくなる
21、神経 太くなる 肝が据わる
22、安心泰 脈良好
23、腰冷えず
24、歯強くなる
25、冬暖かし
26、自己の波長が判る
27、無意識能力
28、執着・固執せず
29、集中力抜群
30、呼吸 深くなる
31、毒物浄化排出
健康で元気にみんなで長生きしましょう!
蒼龍謹白 拝 さすけねぇぞい三春!
| ryuichi | 03:03 | comments (x) | trackback (x) | 🌸「塵壺」 三春昭進堂 |
TOP PAGE △



